コウノトリの見送り

2014年08月20日 | ふるさと




 嬉(うれ)しさは   お礼の気持ち  見届ける  コウノトリらに  送られるとき



田鶴野(たづるの)小学校のある、田鶴野の地名はコウノトリの生息地、
こうのとりのふる里からついた名前です。

「まあ、クイズの賞品だなんて。わざわざ届けていただきありがとう」、

『さっき、コウノトリの出迎えに合いましたよ、
クイズをいつも出していただき嬉しいです』。

今日は、
田鶴野のお客さまへ、クイズの賞品をお届けしました。

コウノトリのふる里でも、そうそう見かけるものではありません。

小学校を回った、お客さまの家の前で空を横切るコウノトリに出合います。

帰り道、

六方平野の巣塔に、羽を広げてコウノトリ。

横の電柱のてっぺんにも、すっくと一羽のコウノトリが見送りますね。

走ってまっすぐ六方田圃、
稲穂が目立つようになったあぜ道で、羽を広げるコウノトリを見かけます。

五条大橋の出石川でも、

蓼川大橋の円山川でも、やっぱりコウノトリの見送りでした。






ドラム

2014年08月19日 | お客さま




 嬉(うれ)しさは   孫のライブを  嬉しそう  話すじいちゃん  見て思うとき



修理を終えてコーヒーをいただきながら、
じいちゃんから聞きました。

「2階のエアコンはね、孫息子の部屋なんよ」、
「孫息子はドラムをやってるの、あのライブ演奏するグループのドラムなんよ」と聞きました。

ほんの2,3年前、
高校生のかわいい男の子でした。

ドラムが趣味で音楽の専門に進み、
今では、都会でグループを結成して、演奏活動の毎日だそうです。

ボーカルは、
口笛演奏でとても優秀な、その世界ではトップの子だそう、

地元の子や、都会の子の5人のグループは、
全国をライブ活動で走り回っているそうだと、

CDやメンバーのチラシを見せながら、

いつかはと、
ニコニコ笑顔で話します。

思い出します。

うちだって同じような思い出あることを、
ふっと嬉しく思います。





大喜び

2014年08月18日 | お客さま




 嬉(うれ)しさは   クイズ当選  名を見つけ  満面笑顔  礼を聞くとき



「電気屋さ~ん、うちんちの名が当選者に出てたんよ」と、
奥さんは満面笑顔で挨拶します。

今日、クイズの賞品を届けに訪問します。

『ハイっ・・・』と、
賞品のキッチンタオルを手渡しします。

これまではテッシュペーパーでしたが、値上がりが目立つようになり、
もう少し手ごろなキッチンタオルにします。

本当にささやかな予算の、気持ちだけの賞品です。

それでも、
受取る奥さんは「当たったのよ、当たった当たった、名前がチラシに出てたんよ」と、
宝くじにでも当たったような喜びですね。






そして父になる

2014年08月17日 | 家族




 嬉(うれ)しさは   わが孫息子  ケンちゃんは  家族みんなに  よく似てるとき



市民会館で、映画「そして父になる」を鑑賞しました。

福山雅治演じる裕福な家族、
リリーフランキー演じる、町の電器屋は決して裕福そうでもない家族、

二つの家族が、
産院のミスで子供を取り違えられたことによる、大変な苦悩のストーリーでした。

6年間の育てた共に過ごした時間を取るか、
血の繋がりを取るかの、観ていてとても辛くなるテーマでした。

わが家のケンちゃんは、お父さんにもお母さんにも、
そして、じいちゃんにも、ばあちゃんにもよく似ています。

当たり前のことですが、

血が繋がり、一緒に時間を過ごす。
こんなに素晴らしい、嬉しいことはないですね。






舞鶴港

2014年08月17日 | ふるさと




 嬉(うれ)しさは   引き揚げ船の  パネル見て  今世の平和  噛みしめるとき



舞鶴港で海上自衛隊の護衛艦を見学しました。

そのあと、舞鶴引揚記念館を訪れます。

終戦から13年間で、
およそ66万人もの引揚者を、温かく出迎えた舞鶴港の様子が、パネル展示してあります。

写真には、辛く悲しい抑留生活の様子、

夢にまで見た、祖国の土を踏んだ時の気持ち、

悲しい数々の出迎え家族の話、

尽きることのない辛い物語に、涙が止まりません。

しっかりと、我が国を守る頼もしい護衛艦の姿を見て思います。
今の平和な日本の姿、
祖国に上陸の引揚者の皆さんも、きっときっと日本の素晴らしさを噛みしめておられたのでしょうね。






皿そば永久無料

2014年08月16日 | グルメ




 嬉(うれ)しさは   皿そば手形  ハイどうぞ  もらって凄さを  見て知ったとき



出石のそば屋さんに入ります。

城下町出石は、
そば屋さんが軒を並べる、皿そばで有名な観光地なのです。

皿そばとは、
小皿に盛った手打ちのそばを、秘伝のつゆで食するものです。

一人前が小皿5枚というところです。

入ったお店で注文します。
『二人前お願いします』、
家内と二人でズルズル、もぐもぐ、こりゃ旨い。

『もう二人前お願いします』、
ズルズル、もぐもぐ、こりゃ旨いわ、お腹もいっぱい満足します。

「ありがとうございました~」、
店の女将さんは、私たちと顔見知りです。

「電気屋さん、はいこれ。記念に持って帰って。差し上げますわ」と、

立派な木札の、
紅白の紐に鈴が付いた「皿そば之証」をいただきました。

通常一人前は5皿です。
その皿そばを(一人が)20皿食べると、「皿そば之証」が貰えるってわけです。

30皿食べると、
そば通認定の証として、店内に永久登録しますと、
木片に記録を書いて、店内の壁という壁に何千枚もぶら下げてありますね。

凄いことはこんなことです。

20皿でもらえる「皿そば之証」を5つ集めると、1年間無料の「無料札」を進呈、

1年間は、何回来ても、何十皿何百皿食べようがタダにしますと、ウソのような話です。

もう一つ、

1時間内に50皿完食すると、同じく1年間の無料札が手に入る。

さらにさらに凄いことです。

10分以内に50皿完食すると、
「永久無料」の特別な「そば通の証・永久無料札」が手に入るという、目が回るような究極のサービスなのです。

何千と壁に吊ってあります記録の木札には、
50皿完食もたくさんあります(時間は1時間以内かどうか分かりませんが)。

最高は145皿完食の女性の方もありました。

家内と二人でやっと20皿ですよ。
木札を吊り下げてもらえる半分にもいってないのに、嬉しいことです。

記念の「皿そば之証」を頂きました。


(このサービスはこのお店独自のものです。他のお店は分かりません)





  

69年前の正午

2014年08月15日 | 日記




 嬉(うれ)しさは   正午の時報  聞いてすぐ  陛下のお言葉  耳にするとき



日本武道館で全国戦没者追悼式が行われました。

テレビの画面に映ります。

「会場の皆さまご起立願います」、
「正午の時報を合図に、戦没者に黙とうをささげます」。

プッ、プッ、プ~。

正午です。

天皇皇后両陛下と会場の皆さまは、静かに黙とうをされます。
静かな時が過ぎていきます。

黙とうが終わったすぐ後に、
「天皇陛下からお言葉を賜ります」の案内です。

天皇陛下のお言葉には、

「国民のたゆみない努力により、今日の我が国の平和と繁栄が築き上げられました」、

「世界の平和と、我が国の一層の発展を祈ります」と述べられました。

国民とともにありたいとされるお心と、
平和を願うお気持ちが聞くものに響きます。


69年前の正午です。

NHKの正午の時報、プッ、プッ、プ~。

「只今より重大なる放送があります。全国聴取者の皆様御起立願います」の後、

「天皇陛下におかれましては、全国民に対し、
畏くも御自ら大詔を宣らせ給う事になりました。これより謹みて玉音をお送り申します」とアナウンサーが伝えます。

そのあと、君が代が流されました。

そして、昭和天皇の詔書がレコード盤より玉音放送されたのです。

「大東亜戦争終結ニ関スル詔書」も含めて815文字からなる詔書には、終戦に至る切々たる言葉が並びます。

最後の件(くだり)です。

《忠良ナル爾臣民ノ赤誠ニ信倚シ常ニ爾臣民ト共ニ在リ》
「私は今後も諸君の忠誠を信頼し、常に国民とともにあるつもりである」、

《擧國一家子孫相傳ヘ確ク神州ノ不滅ヲ信シ》
「これからは国をあげて、子孫を残し、日本が決して滅びないという確信を持たねばならない」、

《道義ヲ篤クシ志操ヲ鞏クシ誓テ國體ノ精華ヲ發揚シ世界ノ進運ニ後レサラムコトヲ期スヘシ》
「人道と正義を重んじ、強固な精神を保たねばならない。そうすれば日本の誇りを高く掲げつつ、世界の進歩について行くことができるであろう」、

《爾臣民其レ克ク朕カ意ヲ體セヨ》
「どうか私の願いを実現してもらいたいと思う」、


同じ正午に聞く言葉です。

聞く者は、今も69年前も等しく同じ感動を受けたでしょうね。








お盆に間に合うよう

2014年08月14日 | 仕事




 楽(たの)しみは   探して付けた  グロー球で  点いた点いたと  手を叩くとき



お盆前日のことです。

「洗濯機が動きません。
電気屋さん診てちょうだいな」と電話です。

駆けつけ、すぐに直ります。

ばあちゃんの用事は洗濯機でした。

じいちゃんついでと言いますね。

「部屋の蛍光灯、大きい方が点かんのだわ」、

だいたい、修理を頼むとき、
別の用事もあるならば、それも電話で云ってほしいな~。

案の定です。

40Wサークラインのグロー球が悪いです。
持ち合わせがありません。

「電気屋さん、この箱の中の買い置きのグロー球、間に合わんかね」、

古い、真黒なガラス管グロー球も、
40W用のアルミ缶のグロー球も、ゴチャゴチャに入っています。

一つだけありました。

アルミ缶の、
古いか新しいか分からんが、試しに取り替え付けますね。

「パッ、パパ、パッ」と、
見事にサークラインは点きました。

お盆前です。

洗濯機は良かった、
部屋の電気も点いて良かった。

グロー球一つで、遠路往復する羽目は免れました。






ケンちゃんの朝のお勤め

2014年08月13日 | 家族




 楽(たの)しみは   朝の一番  手を合わせ  ケンちゃんじじい  と頭(ず)下げるとき



お仏壇に、
お茶湯(ちゃとう)と、炊き立てのご飯をお供えするのは家内の役目です。

朝一番です。

お茶湯とご飯を下げに行くのは、
私と、孫のケンちゃんの役目です。

『ケンちゃん、まんまんちゃんに行こうな』と誘います。

ちょこんと座って、
鐘をチ~ンと叩いて、小さな手を合わせます。

立って今度は、
頭上の写真に向かって、

ペコペコ頭を下げて、「じじい、じじい」と叫びます。

ケンちゃんの朝のお勤めは、

「ばあちゃん、ばあちゃ~ん」と、呼びながらご飯を運ぶ、

元気よく振り回して落ちそうですね。






ふるさとへ

2014年08月12日 | ふるさと




 楽(たの)しみは   ふるさと急ぐ  他府県の  車に夕日  笑みを見る時



修理からの帰り道、
国道に差し掛かる交差点で止まります。

南の都会から、
北のふるさとに急ぐ他府県ナンバーの車の列に、

夕日が優しく照らします。

お盆の帰省です。

懐かしいふるさとの実家はもうすぐそこに、

窓に笑顔の親子の姿、真っ赤な夕日が迎えます。






薄き流れるような雲

2014年08月11日 | 季節




 楽(たの)しみは   台風過ぎて  青空に  かすかに薄き  雲見えるとき



台風11号は、
直撃コースで日曜日にやってきました。

広い範囲に、
大きな被害を出して、過ぎ去っていきました。

洪水に、土砂崩れと、
大変な被害に見舞われた皆さんには、心からお見舞い申し上げます。

当地は、
増水こそありましたが洪水には至りません。

風もそれほど強くは吹きませんでした。

幸いに、
被害もなく通り過ぎてくれました。


見上げると、
薄き流れるような雲の空、ほんのちょっぴり秋の気配の陽気です。






救急情報キット

2014年08月10日 | ふるさと




 楽(たの)しみは   情報キット  ありますか  聞くとばあちゃん  あると言うとき



「ラジオに入れる電池持って来ておくれんしゃあな」と、
一人暮らしのばあちゃんは、

『ハイ、電池4個ね』、

『ところで調子はどうですか』と、
町の電気屋さんは民生委員の役目もしています。

「えりゃあですやあな。年をとるとそこら中がえらいわ、
85もなるとあきませんやあな」と嘆き節のばあちゃんに、

『広報に入ってた救急情報キットの申し込みはどうしますか?』と尋ねます。

「なに云っとんさるの、
ちゃんと世話してもらって冷蔵庫に入れとりますやあな」と返事です。

市から配布の、救急医療情報キットのことです。

一人暮らしの高齢者が、自宅で具合悪くなった時に、
駆けつけた者がわかるように、

「かかりつけ医」や、「持病」に、
「緊急連絡先」を書いたキットです。

ばあちゃんは、よ~くわかっています。
安心します。

「ああ、電気屋さんよ。古い電池これ持って帰って」と、
電池代と一緒に袋いっぱい差し出しますね。






お~い

2014年08月09日 | 日記




 楽(たの)しみは   施設の夏の  お祭りで  じいちゃんばあちゃん  顔ゆるむとき



特別養護老人ホームの夏祭りに出かけます。

施設を利用している者の家族も参加して、
楽しいお祭りがありました。

車いすに座ったじいちゃんばあちゃんは、
家族と一緒に、

職員さんの歌や踊りに興じます。


司会の、
真っ黄色なスーツのお兄さんが熱唱します。

「昭和30年代の、懐かしい曲を歌います」と云って、

(お~~~い)と一声叫んだあとに、
三橋美智也の「赤い夕陽のふるさと」を大熱唱でした。


(お~い)

呼んでいる 呼んでいる

赤い夕陽の 故郷(ふるさと)が

うらぶれの 旅をゆく

渡り鳥を 呼んでいる

馬鹿な俺だが あの山川の

呼ぶ声だけは おーい 聞こえるぜ



呼んでいる 呼んでいる

赤い夕陽の 故郷が

懐かしい 面影の

ひとつ星も またたくよ

小麦畠は 二人の夢を

ひそめているか おーい 今もなお



呼んでいる 呼んでいる

赤い夕陽の 故郷が

涙ぐみ 背伸びする

渡り鳥を 呼んでいる

雲よ行くなら おふくろさんに

思いをせめて おーい 乗せて行け

(お~い)


曲の最後にもう一度

(お~~~い)と、
目いっぱいの大声で叫びます。


じいちゃんばあちゃんは、目をウルルといたします。






台風

2014年08月08日 | 仕事




 楽(たの)しみは   台風迫る  雨の中  エアコン工事  無事終えたとき



大型台風が迫っています。

すでに、記録的な大雨に見舞われた高知をはじめ、
各地の地盤のゆるみが心配になります。

朝からジャージャー降りとなってきました。

息子は、エアコンの取り外しと移設工事に、
雨の中を走ります。

蒸し暑いです。

上からも中からも、
雨と汗とで大変でしょう。

それでも無事に工事を終えました。
ご苦労さん、

ありがとう。






七夕

2014年08月07日 | 季節




 嬉(うれ)しさは   七夕の日に  お寺さま  盆経あげて  有り難きとき



お盆を一週間後にひかえて、
本日、お寺さまが盆経をあげに来られました。

一年で一番暑い時です。

檀家の一軒一軒のご先祖に、
「お盆が来ますよ、家族みんなが楽しみに待っていますよ」と、お迎えのお経をあげていただきました。

今日はひと月遅れの七夕の日です。
(本当の旧暦7月7日は、5日前の8月2日でしたが)

七夕伝説では、
上弦の月を天の舟に見立てて、織り姫が乗って会いに来ます。

今夜のお月さまは月齢11とちょっと太め、
七夕の夜は月齢 6のスマートなはずが、今夜あたりは満月に近くて明る過ぎる、織り姫が渡る天の川も見えません。