一番乗りはようせんわ、なんなら、最終しんがりを狙おうかしら

2013年07月06日 | 季節(夏)
(当店の目の前に、参院議員選と兵庫県知事選のポスター掲示板が立ちました)


一昨日の4日(よっか)は、参院議員選の公示の日です。
当店の目の前に、参院議員選と兵庫県知事選のポスター掲示板が立ちました。
さっそくです。立候補者のポスターが、一枚また一枚と貼られていきます。


夕刻です。
いつもの理髪店に散髪に出かけます。

『選挙が始まりましたね。ここは投票所はどこでしょう』と尋ねますと、ハサミをチョキチョキ動かしながら、「ここはな、目の前のワークピアなんよ。そうだね選挙の投票は21日だったけ、党が多すぎて選ぶの困るね」なんてご主人こたえます。
『近い投票所ですね、Sさんは投票一番乗りなんてされますか』と尋ねると、
「なになに、そんな早起きできません。人の出入りが少なさそうな時に、ちょこちょこっと投票所に行きます」、「選挙の投票日に一番乗りなんてこと、考えたこともありません」と返事です。

『私もね、一度はしっかりと一番乗りしようと何回か挑戦しましたが、うちの投票所は、一番乗り狙いの人が何人かいまして失敗ばかりでした』、
『去年の暮れの衆院選の時に、初めて一番乗りを達成したのですよ』と話して、一番乗りの投票箱検(あらた)めのセレモニーの話をいたします。

横で聞いてた奥さんは、「そんなん、朝の5時半だ6時だなんて、とてもとても起きて待っとられんわ」、「そんな一番乗りはようせんわ、なんなら、最終しんがりを狙おうかしら 」と口を挟んでおっしゃいますね。
『そうですね、夜も8時の最後の最後、じっと待っていて職員さんがドアの外に出て “もうすぐ投票は終了ですよ~” って、鐘をカランカランと鳴らすのをめがけて投票所に駆け込むってのも面白そうですね』なんてお話しいたします。

この話とは全~ん然レベルの違うことですが、挑戦し続けて、やっと一番乗りを果たした去年の暮れの選挙を思い出し、こんな二つの話を書きますね。


発明王のエジソンの言葉です。

わたしは、今までに、一度も失敗したことがない。電球の光らないという発見を、今まで二万回もしたのだ。


経営の神様・松下幸之助の言葉です。

成功するためには、成功するまで続けることである。

「成功するためには、成功するまで続けることである。途中であきらめて、やめてしまえば、それで失敗である。だから、いくら問題が起こってきても、次々と工夫を凝らしてそれを解決していけばよいのである。それを、くじけることなくくり返していく。決してあきらめない。成功するまで続けていく。そうすれば、やがて必ず成功するわけである。
商売というものは、経営というものは、もともとそういうものではないだろうか。それであってこそ、ほんとうの商売、経営といえるのではなかろうか。
一度や二度うまくいかなかったからといって、あきらめて、他に道を求めていたのでは、それはほんとうの経営にはならない。いかなる事態が起ころうと、どのような苦しい状態に陥ろうと、くじけずにそれに対処し、解決の道を見出していく、そういう努力を重ねて、よりよい姿を実現していくのが経営というものではないだろうか。
もちろん、それは口で言うほど簡単なものではない。そこにほんとうに身を削るような努力といったものが必要であろう。そのようなむずかしさはある。けれども、それを乗り越えていくところに、また人生の一つの面白さというものを見出されるのではないか、という気もするのである。」
(松下幸之助著・人を活かす経営より)


《商売は いつも工夫の 毎日を》