「拉致問題と人権教育・啓発」その１０

「拉致問題と人権教育・啓発」その１０

　平成23年4月1日の閣議決定において国の人権教育・啓発に関する基本計画に拉致問題が盛り込まれたことに、私は、平成14年からの取り組みが実を結んだものと確かな充実感を味わっていた。そんな私に、想わぬ形で国の基本計画改正に関する仕事が舞い込んできた。
　三原じゅん子参議院議員は、このたび望んで参議院拉致問題特別委員会の委員になり、近々、自民党委員として委員会で質問することになったという。私の知人に質問内容についての問い合わせがあり、それが私のところに回ってきた。私は、国の人権教育・啓発に関する基本計画に拉致問題が盛り込まれたことに関連した質問を作成し、知人にメールで送っておいた。ところが、その質問事項についてきちんと説明する自信がないので上京して三原議員に直接説明して欲しいとの依頼があり、私は5月9日夜の夜行バスに乗って上京することになった。
　説明会は、10日13時40分～90分程度、参議院議員会館の三原議員の部屋で行われ、説明の粗筋を私が行い、後の補足説明を同席した4人が行うという形で進行した。実際の質問内容がどうなるかは知らないが、約40分、自分なりに説明できたように感じている。
　三原議員は、結局、質問できないまま国会が閉会してしまい、私はとても残念な思いをした。しかし、それなら質問主意書を出してみませんか、文案は私がお手伝いさせていただきますとご提案すると、三原議員は質問主意書を出すことになったのである。写真は、上京して説明した時のもの。