三笑会

三笑会は、平成30年6月1日~陶芸活動と陶芸教室、喫茶室、自家野菜販売、古美術・古物商経営を総合的に活動していきます。

「田村谷の銅鐸」

2024-02-06 17:25:20 | 日記

「田村谷の銅鐸」

 私の住む阿南市山口町からは、長者ヶ原だけでなく通称田村谷の竹林からも明治44年銅鐸が出土している。梅原末治「銅鐸の研究」(昭和2年)によると、「銅鐸は高さ67.5cmで,縦横の凸線で6区画に区画され,その中に流水文が施文されている。流水文は3~4本の線の束を折り返して間隔を保ちながら,少々くずれた流水文であるが,見た目には均整のとれた美しい銅鐸である。また,鈕はかぶと形で胴は筒形で丸味をもち,鮮やかな緑青をおびた現存する県内唯一の流水文銅鐸である。現在は国重文として徳島県博物館に展示されている。」とある。その展示されている田村谷の銅鐸をご覧いただきたい。

 


「朱塗りの銅鐸」

2024-02-06 17:11:57 | 日記

「朱塗りの銅鐸」

 私の住む阿南市山口町の長者ヶ原という場所から、弥生時代中期に制作された「朱塗りの扁平紐式袈裟襷文銅鐸」(伝長者ヶ原1号銅鐸)が江戸時代に出土し、現在、徳島県立博物館で写真のように展示(レプリカ?)されている。

 向かって左側表面に朱(赤色顔料)がわずかに残っていたとの説明があることから、阿南市水井町にある若杉山辰砂採掘遺跡との関連が気になるところだ。長者ヶ原からは、伝長者ヶ原2号銅鐸も出土している。