黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ

葛塚城堀之内に住んでます。毎日歩いているひめちゃんとおかあさんの見て歩きです。時には遠くにも出かけます。

東北に紫雲が見えた寺(緑野郡鬼石浄法寺)・後編

2020-08-13 15:15:32 | 群馬県・西毛

ひめちゃんと獅子丸は、東の牧場のヤギさんに逢いに行きます。

ヤギさんいるかな?

おはよう、ヤギさん。

あれ、今朝はヤギパパの姿はありません

ママとこの春生まれたボクだけです。

バイバイ、又来るね

山神橋を渡ると、橋のたもとに、ヤギパパの姿があります

パパがいないときは、こっちにいるのかな?

今まで気づかなくてごめん。

バイバイまたね

 

 

(浄法寺境内を散策した後)納経所で御朱印を頂きます。

来訪の趣旨をお話しして、本堂でご本尊様に参拝です。

 

大黒さんは、なんと善昌寺の方々をご存じでした

同じ天台宗ですし、なにかと接点があるのでしょう。

 

いろいろな話をして、カヤの木の話もでました。

昔はたくさんの実をならせたそうです。

寄る年波で樹木医にみせたけど、どうにもならないそうです。

あの参道で傾いていた木です。

帰りがけに、もう一度ゆっくり逢っていきましょう。

 

相輪橖(そうりんとう)の写真があります。

そういえば、境内にありませんでした。

「墓地の方にありますよ。帰りにゆっくり見ていってください。」

「ありがとうございます。失礼します。」

 

 

駐車場の奥の巨大な伝教大師像もまだ拝んでませんでした。

後半の散策は、まず巨大な金色の伝教大師像からです。

大きいですね

きっと御利益もおっきいでしょう。

合掌

 

さて、左には大師殿です。

失礼します。

奥の赤い建物が本殿のようです。

本殿の蟇股(かえるまた)には、ピンクの蓮の花かな?

念仏往生する人には、青い蓮が見えるといいますけど。

 

さらに後ろに鳥居があります。

ここが伝教大師が、護摩行をしたところのようです。

 

さて、もう一度あのカヤの木に逢ってから、墓地へ行きましょう。

長い間、お疲れ様

でも、もう少し頑張って

 

墓地の方に行きます。

ありました

 

墓石の間をぬって行くと、相輪橖の前に「道忠禅師供養塔」があります

浄法寺は、鑑真和上第一の高弟・道忠によって創建されたと言われているのでした。

そして、ひめちゃんちの村にある、あの山上多重塔(やまがみたのじゅうのとう)は、道忠一門という道輪によって建立されたのです

なんという、不思議な出会いでしょう

心を込めて合掌

 

さて、隣にひときわ大きく目立つのが、相輪橖です

全国6か所のうちの一つなのですね。

下野大慈寺の相輪橖にも行ってきました。

 

「善昌寺縁起」によると、東北の紫雲が見えたところに、伝教大師の関東伝導先達としてやって来た宥海上人が建立したのが善昌寺ということです。

ところが中世往生伝では、紫雲は念仏往生する人が成仏するときに、たくさんの仏や菩薩が乗って出現するのです。

パワースポットだから、出現するものではありません。

そうすると、「善昌寺縁起」の作者は、中世往生伝を読んでいなかったのでしょう。

「善昌寺縁起」禅昌寺創建の物語は、中世往生譚終息後の「ろまん」ですね

 

現在、FC2ブログ「黒柴ひめちゃんの葛塚村だより」では、行仙上人(ぎょうせんしょうにん)編集といわれる「念仏往生伝」を眺めてます

ネット検索で、宥海上人創建の寺として名前のあがっているのは、なんと徳川(旧世良田村)の永徳寺でした

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