さかしま日記

勝手気侭な独り言。最近は特に。。。

2011年06月26日 | 読書
前に読んだのも。

道尾秀介『球体の蛇』
ミステリーじゃなかった。暗い青春話??
題材も内容もちょいありきたり。
何となく展開や結末が想像できたのだけど。
作者はもう少しドロドロでくらーいものを書くと思うけど
これはそこまで重くなかったな。

富坂聡『中国の地下経済』
中国の表に出てこない、闇金が現在の中国の経済力、国力を担っている。
爆発的急成長の理由がここにあり。
もはや政府も無視できないだろうけど、表に出せない理由、
富裕層と貧困層の埋められない差、わかりやすく書かれています。
入門編かな。

万城目学『ザ・万歩計』
エッセイです。おもしろーい。
結構いろんなところ、旅行されています。
面白い作家の頭の中は、いつもこんな変なことであふれているのかな。
エッセイにありがちな、自己満足でだらけた内容でなく、
ちゃんと人を笑わせる内容になっています。

拓未司『蜂蜜のデザート』
『禁断のパンダ』の続きです。
じゅるじゅるじゅる。。読んでいくうちによだれが出てくる料理の描写。
今回は題名通りデザート作りに心血注いでいます。
作者はやっぱり元料理人でした。
ただ、ストーリーは前回の方がガツンときます。
今回はうまくまとまっている感じ。
舞台が神戸なので、関西弁が多様されていますが、
何となくきつい印象を受けるのはなんでだろう~。
音で聞くのと、目で読むのとでは印象が変わるのかな。

高田郁『小夜しぐれ』
毎回続きが楽しみな本です。
早く続きがよみたーい。早く出てくれ~。

川端裕人『夏のロケット』
これかなりいい!
素人友達グループが本気で有人飛行ロケットを飛ばそうと
計画して、本当に実行するお話。
作者は元テレビ局の記者でこの辺りの技術系のニュースを扱っていたらしく
描写も本格的でかなり詳しい。
この本を読んでロケットとミサイルの構造が同じだって初めて知りました。
素人でも、金と技術があれば作れるのね・・・。
じゃあ種子島の宇宙センターのロケットは?大金注ぎ込んでてあれぽち?
ってちょっと記者的辛口表現も入っています。
大人の青春だなあ。爽やかです。


あと、陰陽八卦の本をちょろっと読みましたが
難しすぎてついて行けませんでした・・・。
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