さかしま日記

勝手気侭な独り言。最近は特に。。。

2013年03月05日 | 読書
ここ最近は池井戸さんと中山さんの本ばかり。

池井戸潤「果つる底なき」「銀行狐」「オレたち花のバブル組」「民王」
「民王」は面白かった。軽い政治もの。
アクの強いザ・政治家という感じの首相(父)とあぽーな遊び人大学生(息子)が
ある日突然入れ替わってしまうという、ストーリーはありきたりだけど
会話のテンポとずれた応答がとても面白くて、にやにやしながら笑った。
実際の政治家をモデルにしているだろーなと想像するとなお面白いです。
軽い内容なのでいつもの銀行の物と違ってかなり違和感あるけど、
コメディとして読めば楽しめる~。

高野和明「ジェノサイド」
これはかなりの大作。う~ん、とうなってしまう・・・。
面白いんだけど、タイトルはジェノサイドでなくてもいいような・・・。
とにかく幅が広くて壮大だけど、ちょっとリアリティにかけたり
細部がちぐはぐだったり、意外な部分が無視されていたり・・・。
ラストは感動すると思います。

中山七里「連続殺人鬼カエル男」
あ、これ「スタート」に繋がっているのね。
中山さんの作品は登場人物がリンクしていて全部繋がっています。

火坂雅志「美食探偵」
大河ドラマ「天地人」の著作者ですね。
こちらは明治時代の文士(作家です)の探偵もの。
この手の時代小説ってちょっと嘘くさいのが多いのだけど
(江戸とか戦国時代とか違って、明治大正時代は現在に程よく近いから
つい想像で書いちゃう人が多いのかな)
これは細部まできちんと描かれていて、当時にタイムスリップした感じになれます。
主人公は実在の人物みたいです。知らなかった!
ちなみにこのあたりの時代を舞台にしている、佐和みずえさんの「お姫様は名探偵」、
続きがむっちゃくちゃ見たいのだけど、出してくれないかな・・・。
コメント
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