さかしま日記

勝手気侭な独り言。最近は特に。。。

読書の秋

2012年10月15日 | 読書
とりあえず読んだものは・・・。

東野圭吾「麒麟の翼」。
映画化されててその宣伝で何となく読んだ気分になっていた。

阿部智里「烏に単は似合わない」。
装丁が綺麗で目を引く本。
中身はまあまあ面白かった。
作者はすごく若いんですね。描写は繊細でややおっとり綺麗。
前半と後半が視点がガラッと変わり、構成重視の私にはちょっと違和感あり。

内館牧子「十二単を着た悪魔」
面白かった。すっごく面白かった。読後感もすごい。
内館サンの本は初めて読むんだけど、こーんなに面白いなんて知らなかったワ。
源氏物語の世界にタイムトリップしたニートの男の子が主人公。
物語の中で何十年と過ごして戻るのだけど、最後までうまくまとめられてて・・・。
情感もたっぷりで泣ける。
そして本作では嫌われ役の弘徽殿女御にスポットライトがあたっています。
確かに今まで弘徽殿側から読む源氏物語ってなかったなあ。
原作もしっかり勉強されているし、新たな視点にハッとさせられて
とっても面白いから絶対読むべし。

越智月子「モンスターU子の嘘」
びみょー。悪女が全然悪女に思えない。
描写もとってつけ。時代感が全然出ていない。
元ネタがすく分かっちゃうぐらいの切り貼り。
有吉佐和子「悪女について」の二番煎じ、いや三番出汁。

熊谷達也「バイバイ・フォギーデイ」
爽やか青春物語。高校生の時に読みたかったなあ。
課題図書にすべし。

有川浩「三匹のおっさん ふたたび」
まあその通り。
好きな人は好きだろうね、この人の本。

窪美澄「ふがいない僕は空を見た」
賛否両論だろうな、これ。ゴメンナサイ、私はダメです。
なんで売れているんだろう・・・。なんで映画化に?
単なるエロ本にしか見えないんだけど・・・。
リアルタイムでこの世代でかつよっぽど筆力に長けた中高生か
よっぽどこの世代のことを心の裏まで見透かせる人じゃないと
書けないだろうな~と思ったんだけど。。
文章にするより漫画で勝負しましょう。そっちの方がまだマシ。

太朗想史郎「トギオ」
このミス大賞だったので読んだけど、最後まで読めなかったよ。
無理でした。
妄想かかっちゃった描写についていけなかったよ~

誉田哲也「インビジブルレイン」「ソウルケイジ」
どっちもマル。
女性の心理よく分かってるなあ。
生々しいのだけど、その生々しさが嫌らしくなくて
共感できるところも、また突き放してみることも出来て
主人公の気持ちに入り込んだり外から眺めたり、出たり入ったり。
主人公以外のキャラもまた人間臭くていいです。

なんかコメントが辛口だわ~。
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カラフル

2012年10月15日 | 日記
たぶん柿の葉かな。
とってもカラフルで綺麗。
洗ってコースターにしたらいいかも。
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