6月18日(月)
昨日に続いて、今日は更に良い天気になった。
今日は三十年以上ぶりに会う約束が出来ている。場所は三越本店のライオン像。地下鉄からモグラの様に上がって来ると、場所が分からなくなる。二度尋ねた。
このデパートも随分、訪れていない。成る程、有名な正面玄関には、待ち合わせの人が何人もいる。
さて、R子さんとN子さんはいるかな?珍しく早めに着いた私は心配になった。少女の頃の顔しか覚えていない彼女たちを、どうやって確認するかである。
そうだ!電話をかけよう!携帯をいじっていると、声がかかって来た。N子さんである。私の事を直ぐ分かったのには驚いたが、すんなりと出会えて良かった。
早速、アルバムを開いて思い出話が弾み始めた。R子さんも間もなく到着。
二人共、面影あり。今の彼女たちは当時のお母様方を思い出す程、良く似ている。
隣のホテルへ行った。ここは最近出来た有名なホテルで、玄関から変わった造りになっていて、ちょっと入り難い雰囲気になっている。しかし、ホテルの人は直ぐ近付いて来て、世話をしてくれる。『いたれりつくせり』がモットーかな?
37階にあるレストランヘ入ると、スカイツリーが遥かに見えた。私は完成したスカイツリーを初めて見た。それ程、感激も湧かない。と、何時もの皮肉な私の感想。
広東料理のレストランで『飲茶』をいただく。「このホテルはマニラにもあったわね」と思い出話が出るが、もう、随分ムカシの事で、三人共、一体どの辺にあったかと言うと思い出せない。
あの頃は、ホテルぐらいしか安心して行ける場所が無かったから、マニラ中のホテルへは殆ど出掛けたものだ。
次から次へと、可愛いらしい器に盛りつけられた、ままごとの様な飲茶料理が運ばれて来た。だんだんお腹が一杯になる。
三十年ぶりの大人になった二人の女性と、過去の思い出を引き出そうとする私は、食べる事より以上に話は弾んだ。
五年生の時、たった、一年間のお付き合いだったけれど、思い出はあの教室を通して鮮明に残っている。
毎日、何かを企んでひっそりと待機している子供達、教室へ近付く程に笑いがこみ上げて来る私。
どんないたずらが待っているか、彼等の企みを、どう見破るかが一日の始めのタノシミだった。
今でも、よく覚えている。不思議なもので、最近あった事は直ぐ忘れてしまうのに、三十年以上も前の事は忘れていない。
異国で一人暮らしの私にとって、彼等は大事な大事な可愛い家族に等しかった。コワイと思われた事もあるが、私の方が彼等に慰められていたのだ。
三時間余りの楽しい会食は、最近、殆ど、外出をしない私にとって嬉しいひとときだった。ホテルの地下でN子さんとお別れ。
電車に乗れば、親切に席を譲られる。最近は、その厚情を素直に受け入れられる様になった。「どう頑張ったところで、私は弱々しく見えるらしいバアちゃんなのだもの」と諦める。もっと素直にならなくては…と思うが、イヤ、待てよ!と言う気持もまだまだある。(そうでなくっちゃ!!)
帰りはR子さんと田町まで、ご一緒した。新橋駅の階段をフーフー言って上る私の後を、ゆっくりゆっくり付いて来て下さったR子さんの優しい思いやりの深さを、しみじみと背中に感じた。
あぁ、やっぱり、良いものだなぁ!今まで我が道を行く!と意地を張っていた私。お二人を始めとして、人の優しさをつくづく感じた一日だった。
N子さん、あなたが重いアルバムを二冊も抱えて来て下さったので、一層、思い出話が弾んで、更にさらに弾み過ぎて、とんでもない話題まで出てしまったわ!
でも、楽しかった!誰か、クシャミでもしなかったかしら?ね。
写真を見て、あの頃の私って、健康そのもので「バンザーイ」って言いたくなる。
素敵な女性になられたR子さんとN子さんにお会い出来て、本当に嬉しかった。有難うございました。



昨日に続いて、今日は更に良い天気になった。
今日は三十年以上ぶりに会う約束が出来ている。場所は三越本店のライオン像。地下鉄からモグラの様に上がって来ると、場所が分からなくなる。二度尋ねた。
このデパートも随分、訪れていない。成る程、有名な正面玄関には、待ち合わせの人が何人もいる。
さて、R子さんとN子さんはいるかな?珍しく早めに着いた私は心配になった。少女の頃の顔しか覚えていない彼女たちを、どうやって確認するかである。
そうだ!電話をかけよう!携帯をいじっていると、声がかかって来た。N子さんである。私の事を直ぐ分かったのには驚いたが、すんなりと出会えて良かった。
早速、アルバムを開いて思い出話が弾み始めた。R子さんも間もなく到着。
二人共、面影あり。今の彼女たちは当時のお母様方を思い出す程、良く似ている。
隣のホテルへ行った。ここは最近出来た有名なホテルで、玄関から変わった造りになっていて、ちょっと入り難い雰囲気になっている。しかし、ホテルの人は直ぐ近付いて来て、世話をしてくれる。『いたれりつくせり』がモットーかな?
37階にあるレストランヘ入ると、スカイツリーが遥かに見えた。私は完成したスカイツリーを初めて見た。それ程、感激も湧かない。と、何時もの皮肉な私の感想。
広東料理のレストランで『飲茶』をいただく。「このホテルはマニラにもあったわね」と思い出話が出るが、もう、随分ムカシの事で、三人共、一体どの辺にあったかと言うと思い出せない。
あの頃は、ホテルぐらいしか安心して行ける場所が無かったから、マニラ中のホテルへは殆ど出掛けたものだ。
次から次へと、可愛いらしい器に盛りつけられた、ままごとの様な飲茶料理が運ばれて来た。だんだんお腹が一杯になる。
三十年ぶりの大人になった二人の女性と、過去の思い出を引き出そうとする私は、食べる事より以上に話は弾んだ。
五年生の時、たった、一年間のお付き合いだったけれど、思い出はあの教室を通して鮮明に残っている。
毎日、何かを企んでひっそりと待機している子供達、教室へ近付く程に笑いがこみ上げて来る私。
どんないたずらが待っているか、彼等の企みを、どう見破るかが一日の始めのタノシミだった。
今でも、よく覚えている。不思議なもので、最近あった事は直ぐ忘れてしまうのに、三十年以上も前の事は忘れていない。
異国で一人暮らしの私にとって、彼等は大事な大事な可愛い家族に等しかった。コワイと思われた事もあるが、私の方が彼等に慰められていたのだ。
三時間余りの楽しい会食は、最近、殆ど、外出をしない私にとって嬉しいひとときだった。ホテルの地下でN子さんとお別れ。
電車に乗れば、親切に席を譲られる。最近は、その厚情を素直に受け入れられる様になった。「どう頑張ったところで、私は弱々しく見えるらしいバアちゃんなのだもの」と諦める。もっと素直にならなくては…と思うが、イヤ、待てよ!と言う気持もまだまだある。(そうでなくっちゃ!!)
帰りはR子さんと田町まで、ご一緒した。新橋駅の階段をフーフー言って上る私の後を、ゆっくりゆっくり付いて来て下さったR子さんの優しい思いやりの深さを、しみじみと背中に感じた。
あぁ、やっぱり、良いものだなぁ!今まで我が道を行く!と意地を張っていた私。お二人を始めとして、人の優しさをつくづく感じた一日だった。
N子さん、あなたが重いアルバムを二冊も抱えて来て下さったので、一層、思い出話が弾んで、更にさらに弾み過ぎて、とんでもない話題まで出てしまったわ!
でも、楽しかった!誰か、クシャミでもしなかったかしら?ね。
写真を見て、あの頃の私って、健康そのもので「バンザーイ」って言いたくなる。
素敵な女性になられたR子さんとN子さんにお会い出来て、本当に嬉しかった。有難うございました。



30年ぶりなのに、お会いして、Nちゃんの持ってきてくれたアルバムをめくると
不思議なくらい当時のことが次々と思い出されました。
楽しかったあの学級を、先生も楽しんで下さっていたことを知り嬉しかったです。
お写真も送って頂き、ありがとうございました!
きれいな会場で思いっきりお話が出来て楽しかったですね。
何だか、むかしのままみたいな雰囲気でした。
今でも『ちゃん』付けで名前を呼べるなんて、どれ程、繋がりが深かったかが思われます。
良い友達がマニラで得られた事が一番でしたね。
私の『心慰められる愉快な良い子供達』でした。