ここは函館ベイエリアのホテルのラウンジ。地方は「婚活」が大変なんだよなー。
団体でお見合いをすると、少しでも北川景子ふうの女性がいたりでもしようものなら、
「えっw」という男性陣が殺到し、ちょっとでも福山雅治ふうの男性でもいようものなら、
「うっw」という女性陣が集中し、まあ残る人たちは文字通り「残念」という結果に
なるものだ。そんなん小学生のバレンタインのときからそーじゃねーか。
だから設定してもらうんじゃねえ。自分で当たって砕けろ。自分で口説けー。
・・・と、他人事では威勢がいいワタシ(^益^;
さて路面電車で湯の川温泉へ向かいます。ベイエリアのホテルのチェックアウトが10時。
次のホテルのチェックインが14時。途中は散歩が少々とラウンジで新聞を読んだりして、
移動が1時間とのんびりしたものです。朝から温泉にゆっくり浸かり、チェックインしたら
またすぐに温泉に入るので、なんだか起きてる時間のうち、風呂に入っている時間と
酒をだらだら飲んでいる時間がほとんどのような。。。それでこそ休みよ。
おー、あそこのバー、一泊だから今日の夜いかないとなあ。
朝のバイキングで食べ過ぎたので、昼は抜いたからリンゴを買いました。それと風呂から
出たらビール飲まないとなあ。ちなみに忘れていたけれど、この宿は少し高級なもん
だから、冷蔵庫のビールをどうぞご自由に、となっています。2本もあった。だから
夕方の酒が始まる前に、全力で3本飲む!サウナでたっぷり水分を出しといて~♪
いつもここである。「かなざわ」。
おー、ホテルの部屋でビールの3本目を片付けていたらスタートが遅くなり、もう店は
一杯で、ぎりぎり手前のカウンターに座れました。ここは常に田酒のラインアップ。
ご夫婦のどちらかが弘前の出身で、送ってもらうそうなのです。「いぶりがっこ」
なんてのもあるんだぞ。いきなり田酒の山廃から始める贅沢。
おおお、にしんの切込み!これで酒をおかわりしていると、マスターに「だいぶお酒が
好きなようですね」とバレる。
地元の人たちには人気な店で、マスターは寡黙に料理を作り続け、おかあさんは
切り盛りに止まることがない。
冬なので、田酒をお燗してもらいました。なんと贅沢♪
鯛の昆布〆。昼を抜いている割には渋い選択でしょ。いい酒を飲んでいると、揚げ物だの
がっつり系は食べる気にならんのだ。
何杯か飲んでいるうちに、料理が一段落したマスターがこちらを見て、「前に来ました
よね」と記憶をたどる。毎度1年から3年くらい開いたりするわけですが、それでも覚えて
いてくれました。こちらはいろいろ覚えているので、前の話をしたり、上階の息子さんが
やっているバーの話をしたりすると、リピーターだとわかって喜んでくれました。
ハムをサービスしてくれました。北海道のハムといえば、「胃袋の宣教師」カール・
レイモン、そして帯広の博物館で見た晩成社の歴史なんぞが甦るなぁ~。
いつも寡黙で料理に集中しているマスターですが、俺が東京からやってくる熱心な
この店のファンだと知ると、初めていろいろおしゃべりをし、「嬉しくなるなあ~」と
さらにめかぶのサービス♪ こう次々出してもらうと、ちびちび酒ばかり飲んでいる俺
だから、全然料理を注文しなくなるよ~w
「居酒屋かなざわ」から外に出て、横の階段を上がると「バーかなざわ」である。
居酒屋のマスターの息子さんがやっているのだ。寡黙な職人肌のお父さんに比べて、
息子さんはバーだから垢ぬけた青年。こちらはカウンターですからたっぷり話をする。
なかなか外からわかりにくい入り口だし、繁華街にあるわけでもないのに、だいたい
いつもお客さんがいる密かな人気店ですね。いろんな世代の地元の人たち、男女を
問わず集まってきて、楽しく語らうようなところです。
さあてすっかり酔っ払った足でホテルに帰りましたが、そこのバーにも行かねば。
この長いカウンターが印象的なバーは、宿泊客しか入れません。なのであまり他に
客がいないのです。
カクテルを作ってもらいました。目の前に並んだ瓶の中にデンマークのリキュール
「チェリーヒーリング」があったので、それを飲んだところまで覚えているのですが、
あとは記憶が飛んでいる。ひとりなのでどんな感じになっていたからわからない。
たぶんわからないほうがいいでしょう。
記憶がすっかり飛ぶほど飲んだときに一緒だった友人は、「えっ!別に普通でしたよ?」
と後日になって言ったことがあります。そう信じたい。。。
さてあてもなく定番の観光客が歩くコースで教会を通過。ここで写真を撮るのも
何回やったことか。
おー、公会堂は工事中か。観光客の増える春までにすませちまおう、というわけですな。
ようやく雪が融けてきたというところですな。今年はどこも暖かくて雪が少ない。
今回の旅も、ほとんど雪は降りませんでした。
中華会館って、レストラン? ちなみに泊まったホテルは朝食が人気なので、朝から
たっぷり。自分で海鮮丼を作れるので、イクラ・イカ・甘エビ・ホタテなどを山盛り
にして、最後にゃケーキや果物までたっぷり食べたので、昼は食べる気がしない。
こういう蔵造りの家に住んでみたいねェ。売りに出ているのを見たことがないが。
こういうのにも憧れるが、ちと荒廃しすぎか^^;
台場の前を通ったら、公園になっていて入れるようです。
おお、いつも対岸からか山の上から眺めていたので、歩くのは初めて。正面に
泊まっているホテルが見えています。最上階の三角屋根のところが、海風のすごい
露天風呂になっています。そして俺の泊まる部屋は手前の角、小さいシングル。
近年はいつも混んでいて、朝食は並ぶしエレベーターはなかなか来ないし、そろそろ
変えるかなー。混んでいるからか、値段も高くなったんだよ。
さっきあっちの山の上からここを見ていたんです。
あー、中央はサッカー場になっているんかい。
あちらにはレストランや土産物店になっている倉庫群。
むむ、雪で歩きにくいぞ。こんな時期に散歩するやつはいないのかー。
うむむ。
港のなかは、波は穏やか。
なにやら軍艦みたいのもあります。ウラジオストクを思い出すなあ。
何の予定もないプラプラする日、台場の散歩も悪くなかった。
波止場に近いエリアは、このように魅力的な建物が多い。右の白い家のバルコニーも
素敵だし、左の重厚な三階建てもいいなあ。こういうのは売りにはなかなか出ないん
だろうなあ。出ても高い?
これくらいでも十分いいぞ。窓枠がオサレではないかー。
さてこの日は一日どう過ごそうかアイデアが出ず、結局お決まりの函館山に登った。
ちょっと雲が多かったなぁ。展望台にいるのは、やはりちらほらと中国人ばかり。
夜景の時間帯にはぎっしりになるんだぞ。
あとで教会が並んでいるエリアを散歩するかー。
湾には船がいくつも浮かんでいました。
港を見渡す。このあとふらふらと彷徨って、中央に見えている台場を歩いたのです。
雪のない季節なら、尾根づたいにあちらの岬のほうまで行くハイキングコースがあるん
ですよね。
午前中だからロープウェイも空いていました。外国人観光客で一年中夜までぎっしり
だから、すんごく儲かってるはずだなー。上の展望台は、何年か前に大工事で拡張
したんですよね。
今回は道路も拡張していました。2車線で大型バスが行き来できるようしてるのか。
実はしばらく前、この左の賃貸マンションの上階が空いていて、意外に高くはなかった
ので、借りたいなーと考えたのですが、やっぱり仕事をしている間は無理だよなぁ。
ホテルの窓から。ゆっくり風呂にも入って、お日様は山の向こうに。
暗くなってきたので、当然出動!
ここはかつての繁華街。松風町も寂しくなったもんだぜ。
そんなところでも路地裏に残っています。ひとりならここです、山吹。
ここの店、初老のご夫婦がやっていますが、ほぼ年中無休。「定休日」というのがない
ので、いちおう電話をしてゆく。名前を確認すると、「ふたりだよね?」と聞くので
「いえいえひとりです」と答えると、なにやらけげんな様子。
あとでわかったのですが、この日に予約していた人が同じ名前でした。その客とおれ
ひとりしかいなかったのに、偶然ですねえ。同姓の方は、にこにこと「まぎらわしくて
スミマセン」なんて謝っていました。謝ることじゃないですよ~w
ここの大将は元気なおっさんで、特定のつまみを頼んだときには何かひっかけていきなり
歌を歌い出します。「お客さん、ここ初めて?」なんて聞かれたときには、「いえいえ、
以前も大将のウルトラマンタロウを聞かせてもらいましたよー」と言うと、苦笑いして
おりました。定番の曲らしいです^^;
年齢の話になり、「そういえば今日は誕生日なんですよー」と言うと、「お!誕生日の
人にはウニ出しているんだよ」とおっしゃる。実はウニはそれほど好物じゃないから、
高いのにもったいないから滅多に食べないんです。でも、そう言われちゃ喜んで食べないと。
出てきたのがコレ。寿司2カン程度を予想していたのに、箱まるごとかいー!
ありがたく頂きました。あまり生臭くなく、なめらかだったので上等な品なのでしょう。
いま思えば、同じ名前のやつにおすそ分けすべきだったな。でもあっちは二人で同窓会
だったらしく、話に熱心な様子だったしね。
2軒目のバーかスナック情報を聞いてみましたが、あまり知らないとのことでした。
考えてみりゃ年中無休で、毎日深夜まで働いているからなあ。
というわけで、この夜は函館名物の塩ラーメンで〆となりました。明日は2軒目まで
決まっているしな^^;