海岸線を歩いていきますが、このように浜辺の横を通ると打ち寄せる波の音が
聞こえます。潮の香りがここちよい。こんな美しいところを独り占めとは、なんと
贅沢な時間だろう。こういうのはやっぱりひとり旅だよねェ。「往復で10㎞
歩くの?ただ岬の先っちょに行くために?」とついてくる女性などいるだろうか。
しばらくは山道。海あり山ありの欲張りコース^^
もうここは外海。向こう側の岬より、もっと先に行くのです。だって俺が行くのは
最東端だものねえ(^益^)b
小島がいくつか見えています。手頃な大きさのをひとつ買って、そこに家を建てて
静かに暮らすのもいいなあ~。
ううう、歩行者の敵、トンネルだ。歩道はあるんだろうな?釜石のトンネルを
思い出す。ダンブカーなんて来たら死んじゃうよ。幸い車は全く通らない。来ない
うちにさっさと通過しなきゃな。
中に入ると向こう側が見えてちょっと安心。しかし照明はないので、真ん中あたりは
真っ暗。自分の足元どころか手も見えないくらいの闇。オバケが怖い人はダメだな^^;
山に囲まれて広がる畑。風が吹き抜けるときだけは耳に空気のうねる音が聞こえるが、
それ以外に音はしない静けさの中にいる。時折、トンビが高い所で「ピーヒョロロ」と
鳴いている。普段、都会で雑音の海の中で過ごしていることが思い出される。静けさ
とはもはや贅沢なのか。
そのとき、突然右手の山の上に「バリバリバリ!」と激しい音。野生動物?それは
ものすごい勢いで山を駆け下りてきた。木の枝をバリバリと突き破り、何か重く早い。
犬がこんなに激しいわけがない。狼はとうの昔に絶滅したはずだ。なんだ???
ピョンピョンとはねて走るそれは、なんと野生の鹿でした。けっこう驚きましたよ。
アップにするとこんな感じです。さすがにパワフル!
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