さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

幻となった戸井線

2024年04月01日 | 北海道シリーズ


この日は少し暖かく天気がいいので、先月寒すぎて延期にした遠足をすることに。


目的地は汐首というこのあたり。去年は南の松前に行き、今回の滞在では北の森町、
西の江差、そして東の汐首方面に行くので、函館から東西南北にコンプリート?

どこかの街に行くわけではなく、「汐首方面」というのは、戸井線跡を見たかった
からです。線路はない。なぜかというと、通らなかったからです。明治時代に対ロシア
の防衛を目的に軍事物資や兵員輸送を考えていたわけですが、なかなか工事は進まず、
9割方完成したときには太平洋戦争が始まり、物資不足のために計画はとん挫したの
でした。朝鮮人をひどい環境で働かせたという黒歴史もあるそうだ。


例によって2~3時間に1本のバスに乗って1時間ほど。特にどのあたりなのか
という情報に乏しいので、ここらかな?とあたりをつけてバスを降りた。


青森の下北半島が近いよ。一番右手が大間で、去年あそこからフェリーに乗って
やってきました。


どんな寒村にも神社はある。死んだときにはお寺を使うけれど、普段使いは神社って
ことなんでしょうね。


対岸の左のほうに陸地がうっすらと見える。島?があるわけないよね?と思いマップを
見てみたら、下北半島の東のはずれでした。


少し歩いたらあるあるある!あれが戸井線の名残りだよねえ!


知らないと、言われないとわからない、あれが線路を敷こうとしたところです。


海岸沿いの一本道を歩いて行くと、あれが戸井線だぁ~という跡が続きます。


どこかであそこに登れるという情報は得ておりました。民家の裏、あれがそうか?
なんだか人の家の敷地に入って行くような気もするが。。。 でも津波のときに
住民が急いで高台に登れるように開かれていると聞いていたので、せっかく来たの
だから行ってみましょう。


おお、階段に登れるぞ。民家の窓の横を通りましたが、人影はなく通過(^益^;
よそ者が自分の家の裏を歩いていたら怪しいよねえ~w


あ~、これが線路を敷く予定だったところだ~。


函館の五稜郭から、こっちまで9割方完成していたのにポシャるとはなあ。しかし
もし開業していたとしても、とっくに廃線になっていただろうが。


高台なので、展望台としていいぞ♪


むむ、これは何の糞だ?鹿? 熊がよく出るというニュースがあるが、こんなんじゃ
ないだろう。


途中で進めなくなるので、通しで歩くことはできなそう。また降りて進むか。



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