さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

デルフィの遺跡

2016年12月17日 | ギリシャ



昼食後にスコールがあって、しばらくホテルに足止め。フロントのおねいさんは
ベランダから東の空を指さし、「あちらの雲が切れているから、まもなく雨は
あがるわよ」と言ってくれる。天気は西から変わってくるのではないのかな?
おねいさんの父親らしき人が「アイム・シ~ンギインザ・レ~イン♪」と
おどけて歌っている。



とにかく雨はあがり、遺跡へ歩いて行く。徒歩20分くらい。観光客は他に老人が
ちらほら。



これが山の斜面にあるので、最後まで見るとなると、かなり坂を登らなければ
ならない。じじばばにはかなりきついぞ。天気が今にも崩れそう。また雨が降って
きたら、隠れるところはないし、私は傘を持ってきていないのだ。



ここらはまだ参道。神殿への道の始まりです。



デルフィの全盛期は紀元前6世紀頃。2500年以上前かー。



ヒイコラ山登り。真夏はやめたほうがいいと思う。日差しがすごいぞ。



元はお伊勢参りとか浅草寺みたいな場所だったのですが、いまは山の景色を楽しむ
山登り気分。



さてここがアポロン神殿の跡だ。アポロンが神託を授けるところ、神のお告げを
するところだ。占いです。ここは「大地のへそ」と呼ばれるところで、世界中から
信者が集まってきたのです。

その占い、巫女が三脚台の上に座ってトランス状態になり、質問に対しては謎めいた
言葉を返す。それを神官が「それはこういう意味です」だのなんだのぼやかして
伝えるわけだ。いんちき占いはどの時代でもまったく同じだなー。



古代劇場。演劇祭が行われた場所です。占いよりも、こちらのほうが立派な気がする。



垂直に高い高い糸杉。日本にはこういうのないよねェ。



一番高いところにはスタジアムがあり、ここでスポーツの祭典が行われたのです。
かけっこのスタート地点が残っています。



競争に満員の観客が歓声を上げる様子が浮かんできます。



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