宇和島の夜…といっても日が長くなったのでまだ明るいが、居酒屋が開店する17時を
過ぎたので早速出動だ。
宇和島のマンホールは闘牛だネ。
ホテルのすぐ裏にある、大変評判のいい「ほづみ亭」へ。
この店は、まず地元の酒が何種類も揃っている。是非順番に飲んでみたい。メニューが
豊富である。いろいろ試してみたいものが沢山ありすぎて困るではないか。まずは
刺身の盛り合わせ。
最初に是非食べたかった鯖の刺身を注文しようとした。しかしいろいろ食べられる
盛り合わせがいいのではないかと言われ、鯖が食べたいと言うと、鯖を入れた盛り
合わせを造ってくれるという。実に感じのいい店だ。
鯖はとても新鮮でないと刺身にはできない。身が締まっており、心に残る一品であった。
そして上の画像の左側にある鯛。これがもっちりしていて絶品。分厚く切ってあり、
「ほおばる」贅沢。こちらでないと食べられない感じ。ううう、この店に通うため
だけにも宇和島に来る価値があるぞ。
焼き魚、なんだっけ。。。 これも激うま！
そしてここは「鯛めし」で有名な店なのであった。しかし宇和島は一泊。次に行く店が
あるのです。〆ちまったらしかたがねえ。後ろ髪ひかれる思いで店を出ることに。
大旦那が「もうちょっとゆっくりしていってくれればいいのに」と言ってくれたのに、
心を鬼にして店を出たのであった。
当然のことながら、宇和島のアーケード商店街はシャッター街だ。
目指す店はここ「一福」。「酒場放浪記」に出てきた、「おタカさん」がひとりで
やっている店。ほづみ亭を切り上げてきたんだから、やっててよかった＾＾；
おタカさんは、朝から市場で働き、それがひけてからこの店を開くという忙しさ。
カウンターの向こうではなく、私の隣に座りました。疲れるから座りたいのだな、と
気づく。「缶ビールでいいでしょ」と飲み物は少し寂しい＾＾；
テレビで見た、「友達のテルちゃんが作った丸寿司」がありませんか、と聞いたら、
ちょうど深夜に来る常連客がリクエストしていたそうで、食べることができました。
サヨリをのせたオカラのお寿司で、こちらの郷土料理なのです。
味を聞くので、「美味しい」というと、とても喜んでそれを作ったテルちゃんに電話を
かけて話をしていました。吉田類の番組で見たのと同じ展開になるとは(＾益＾)ｗ
そのテレビのなかで、おタカさんは玉子焼きを作っていたね、と話すと、「あれは
あがるで。いくら私でも、テレビカメラでとられてたらあがるでー！」と思い出して
おりました。かわいいおタカさんなのです♪
ふたりだけでカウンターの隣同士。いろんな話を聞かせて頂きました。内容はもちろん
ここではお話できませんが＾＾； 干し芋をご馳走して頂きました。「これが柔らかい
とこ♪」と優しいおタカさん。
話が佳境になると、「ビールじゃなくて焼酎飲みなさいよ」と普段飲まない焼酎を
勧められる。ふたりきりで飲んでいるんだから、そりゃあ断れないよね＾＾；
すっかり夜が更けるまで、楽しい＆ちょっとせつない話もあった酒でした。。。