さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

気仙沼市 復興祈念公園

2023年02月15日 | 東北シリーズ


気仙沼の朝を迎えました。今日は天気もいいので、ホテルの向かい側に見える
安波山(あんばさん)に登ってみようか。


まずは港町ブルースの歌碑のボタンを押して、流れる森進一の歌を聞いて出発だ。


まずはヴァンガードに。


いつもの常連グループさんたちがカウンターにずらり。気仙沼の重鎮たちが勢ぞろい。
来ないことがあると電話がかかってきて「欠席届」の連絡があるくらいなのです。
みんな笑っておしゃべりして、子供の仲良しグループみたいにはしゃいでいるのを
いつもうしろから聞いているのです。


まずは浮見堂に行って、前回見なかった「おえびすさん」を見なければ。


向かい側が滞在している気仙沼プラザホテル。


いま黄色の矢印のところに立っています。これから安波山の麓にある復興祈念公園
(緑の矢印)に登ります。


「おえびすさん」は三代目。初代は第2次世界大戦時の金属回収で国に共出してしまい
ました。海の藻屑となったか。二代目は、東日本大震災の津波で消失。海を探しても
見つからなかったので、この三代目が作られたのです。立ち姿で、鯛ではなく鰹を
抱えているところが特徴です。

しかーし、なんと2020年に二代目が海底で発見されて、引き上げられることになり
ました。戦争で亭主が亡くなったとの知らせがあり、再婚したらひょっこり戻って
きたみたいな?いやいや大丈夫。えびすさまは何人立ってても誰も困ることはない。


上の五十鈴神社まで登ってきました。


おお二代目!鰹を抱えてなくて、鯛を釣りあげてるぞ?


私の部屋は、右奥の最上階。カーテンが開いているので、まだ掃除が終わってないな^^
「外壁工事をしているので、窓から外が見えない」と断りがありましたが、そんな
ことはありませんでした。でも工事中のお詫びに2000円のクーポン券をくれました。
だからなんですかと言われそうですが、このホテルのフロント係のお嬢さんたちは
美人ぞろいです♪


さてさて復興祈念公園に登ってきました。


さすがに高いところに来ると、港の全景がよく見える。ずっと奥、湾を出た太平洋の
海面が光っています。あそこは晴れているのですね。


ホテルも見下ろす感じになったでしょ。あ、俺の隣の部屋の掃除が終わったー。


ホテルとは反対側の鹿折地区。ここは津波でほぼ全滅、火災に見舞われてほぼ全焼、
なんと多くの船が打ち上げられた場所なのです。夜のニュースで火の海の様子が
放映されて、「気仙沼が燃えています!」とキャスターが叫んだのを思い出す。


こんなになっていたんですよ。


2015年に歩いたときはこんな風景でした。。。


復興祈念のシンボル「祈りの帆(セイル)」に入れました。この横に慰霊碑があり、
そこには犠牲者全員の名前が刻まれており、両親と幼い娘さんの名前が並んでいる
のを見て泣けてきてしまいました。((+_+))