牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

三世紀に亘り問屋を営む升本総本店の徒然を毎日更新!!商品情報からビアガーデン・試飲等イベント情報、酒文化経済・書評等々!

神楽坂の飲食店数。経済センサスにも誤りが、、、、というのは悪い冗談ですよ。

2019-01-16 13:07:51 | 附属酒類経済研究所
                           
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毎月勤労統計の誤りが大きく取り上げられている中、ちょっと刺激的なタイトルかもしれませんが、安心してください(誰が?)。

一昨日の「神楽坂に飲食店は何軒あるか?」というお話のデータソースとした、経済センサス(基礎調査)

この調査、調査員さんが地域を回って全数を調査するという労働集約的というか人海戦術方式の調査(ご苦労様です!)なのですが、これによれば地元「揚場町」の飲食店は22軒となっています。

「揚場町」は実質的に1ブロック、一周しても数分の小さな町域。
頭の中で数えてみて、、、22軒もないような気もするし、もっとあるような気もする。
本当に飲食店が22軒あるのか、調べてみました。

まずは揚場町のランドマーク(の一つ)であるスターバックス軽子坂店



あと、このビルに入っている、ウチ運営のラウンジ「インテリジェントロビー・ルコ」。そして軽子坂に面した「エイジングビーフ」さんに「円居」さん。



これで4軒です。

軽子坂を右に曲がって、この一辺には飲食店はありませんね。
津久戸小/病院の角にはドトールが、これで5軒。

下って行ってすぐに「てけてけ」、少し進むと「サブウェイ」、その先の角にはむかさいながらの「鳥よし」と、その上には日本酒居酒屋があります。



これで9軒ですが、ここを曲がった、旧コージーコーナー本社の隣のビルは地下から3階まで4軒の飲食店があります。これで13軒。




統計上の22軒までまだまだのようですが、ここからが揚場町の本領発揮。

外堀通り側の升本ビルには「ヴェローチェ」が入っていて、その隣のグロリアビルにはビルオーナーさんの「トリノ」さんがあります。
並びの地下鉄の入り口のビルは、1階こそブックオフですが、地下にはプロント、そして上には魚民系(かな?)の居酒屋が3軒あります。6軒プラスで19軒。



最後はその脇の小さな三角地帯なのですが、ここも侮れませんよ。
昔の山路飯店のところにはインド料理屋さんがあって、その隣には富士そばが。
その隣のビルは1階はタリーズで地下は牡蠣屋さん、上の方には「肉バル」というのがあるようです。




これで24軒になりましたが、その隣のビルもよく見るとラーメン屋さんだけではなく、居酒屋源太郎と、いつの間にか?「ふくの鳥」ができています。
(余談ですが、「ふくの鳥」って山口県とご縁があるようで、以前山口県の蔵元さんと別の支店にご一緒しましたが、揚場町にあったんですね。灯台下暗し、です)



たぶんこれで全部、ですが、合計で27軒です。

あれれ、経済センサスより5軒多いぞ。。。

とはいえ、間違い!というわけではなく、恐らく調査時とのタイムラグや、ウチのインテリジェントロビー・ルコなどは貸会議室として格付けされているのかもしれません(でも、付加価値ベースでもしっかり飲食店です!)。

個人的経済センサス、でした。



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受け売りの受け売り。リースリングのシュール・リーというのがあった。

2019-01-15 12:07:24 | 酒のご紹介
                           
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お酒関係のブログを見ていると、ティスティング(というか味見)関係の記事が結構多いのですが、翻ってウチの場合、思いの他少ないですね。

先週こそサッポロビール黒ラベルのリニューアルや、ボルドーのクレマンを話題にしましたが、その前は1か月くらい触れてません。

もちろんお酒は飲んでいるので、一念発起、昨日飲んだワインをご紹介しましょう。


「ウチ扱いのワインは端から飲む」という方針なので、普段は社販で買っているのですが、「どんなワインが流行っているのかなぁ」ということもあり、お酒売り場にもよく行きます。

そんな中、棚を見ている背中で、試飲販売をやっていて、お客様への説明が途切れ途切れに聞こえてきます。

「こちらは、ドイツのファルツという地域のワインで、、、、、、」

「ふーん」と聞き流していると、、、、

「で、シュール・リーという製法を用いているので、、、、、」

え!?

シュール・リーは教科書的にはフランス・ロワールのミュスカデや日本の甲州というのが定番ですが、ドイツというのは聞きませんね

早速、試飲棚の前に移動して試飲させてもらいました。

改めて説明をお聞きすると、リースリングのワインで、確かにシュール・リーだそうです。

「リースリングで?」と聞いてみると、「実は私も知らなかったんです」「最近リースリングの酸味が苦手な人のためにシュール・リーにしてまろやかにする流れが出てきているんです。ドイツ人からの受け売りですけど」ということでした。

なんだか、「ビールの苦みが苦手な人のために小麦のビールにする」みたいな感じですね。

それはさておき、もちろん、買って帰りましたよ。


JOSEF BIFFAR RIESLING TROCKEN

ヨーゼフ・ビッファー・リースリング・トロッケン

ドイツのリースリングはアルザスに比べて甘みも強い果実味という印象があるのですが、このワインもそうで、その中で酸味もしっかりと、でも尖っていないのがシュール・リーのおかげでしょうか。
イースト香(やその関連での白いイメージ)はあまりなく、コクがあるように感じます。

昨夜はカマス(洋風)に合わせたのですが、和食にも合う、守備範囲の広い白ですね。価格的にもGOODです。
輸入元はウチもお取引のある徳岡さんなので、取扱候補リストに入れましょう。

ちなみに、少しネットで調べてみたら、リースリングのシュール・リー、カリフォルニアにもあるし、なんとセブン・イレブンのワールドプレミアムワインシリーズのリースリングもシュール・リーでした。

まだまだ勉強が足りませんね。
でも、だからワインは面白い。



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樽がたくさん写真日記。武道館から靖国神社、そして東京大神宮。

2019-01-14 13:19:31 | BTP48あるいは積み樽データブック
                           
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今日は写真日記。




週末ジョギング。

皇居の周回の後、武道館前には人、人、人



武道館のコンサート、特にジャニーズ系などは公演の始まる前からグッズ売り場などに人が集まるのですが、この日はこれまでに見たことがない人の数に加え、ジャニーズ系の場合には一定割合でいるお年を召した方や、連れ合いと思われる男性などが全くいません。

皆さん、「流星隊」というタオルや、一面缶バッジがあしらわれている(しかもほとんど同じ柄)バッグを持っているなど、???でした。
(まあ、自宅に戻って調べたら、少しは状況がわかりました)

武道館から田安門を抜け、靖国神社へ。

こちらのお正月と言えば、積み樽でしょう。



甲東会

甲東会の公式?説明も書いてありました。



献酒会も


(今年は4×16の64樽積みです)

あれれ、実質的に廃業された丸真正宗さんのものもありますね。


(ブランドを引き継がれた小山本家酒造さんが出されたのかしら。でも、菰には小山酒造と書かれていますね)

去年の経験から、積み樽の積み方も気になったので、裏側を拝見。



なるほど、細い横棒を通して括り付けています。


靖国神社からは、東京大神宮へ。



こちらのお正月は、もちろんコレです。



白鷹のふるまい樽酒、です。

ありがとうございました!

この時期のジョギングって、毎年同じ感じになるのですが、これが幸せ、平和ってことですね。




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神楽坂にお店(飲食店)は何軒あるのでしょうか?

2019-01-13 12:57:15 | 附属酒類経済研究所
                           
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新年です。

週明けの営業会議に向け、あれやこれやと考える中で、色々とお会いする方々から「神楽坂って飲食店が賑やかで、(升本総本店さんも)繁盛しているでしょう」と言われるのを思い出しました。


ウチは問屋なので、直結するわけではないんだよなぁ、と思いつつ、ここで問題です。

神楽坂って飲食店さんは何軒くらいあるのでしょうか?


10軒? 100軒? 1000軒?


「神楽坂マップ」みたいなものを数えても良いのですが、そこはEBPM(←ハヤりの言葉ですね)の升本総本店
統計はないのかなぁ、ということで、調べてみると、経済センサス、というのがありました。


これ、何年かに1回やっている事業所などの全数調査で、●●丁目というレベルの細かい数字が載っている。
最新の公表値は平成26年経済センサス基礎調査のもの(小地域統計は出るのが遅い)。

これに「飲食店」という項目があるので、ご近所の住所の部分を「エイッ!」と集めてみました(じっくり見ると漏れとかあるかも、、、あ、若宮町が抜けてますね!)。




この表を見ると、新宿全体で飲食店は5,708軒(なんか少ない気も)。

その中で、上の表に出ている神楽坂周辺の住所を全部足すと、390軒くらいになります。
あ、抜けている若宮町が10軒なので、これを足すと400軒くらい。

新小川町が何で入っているんだ!とか、東西の五軒町はどうなのよ?とか矢来町や赤城●町は?と言われると困りますが、その辺の範囲の問題や調査の精度?も考えると、400とか500軒くらいなのでしょう。

確かにこの数のお店が月に30万円買ってくれれば30万円×500軒×12か月ですから18憶円!!


楽勝でウチの売り上げを超えちゃいますね!!

、、、、と捕らぬ狸の皮算用の新年でした。



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売れる?儲かる?ワインの投資と不動在庫

2019-01-12 15:25:08 | 附属酒類経済研究所
                           
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こんな記事がありました。



The Best Investments of 2018? Art, Wine and Cars

ウォール・ストリート・ジャーナルの2018年の回顧記事。
題して「アート、ワイン、自動車。2018年最良の投資は?」

英語は厳しいので日本語版を探したら、ラッキーなことに見つかりました。

それによると、、、、、


(グラフは当社作成)

年間リターンを見ると、株式投資や金などがマイナスのリターン(損失)だったのに対し、ダイヤモンドは堅調、アートやワインは10%を超えるリターンだった、ということです。




また、もうちょっと長い目、10年間のパフォーマンスで見た指標では、、、、



コレクター向け自動車が最も高く289%、コインは約182%、ワインは142%、宝飾品は125%とそれぞれ上昇しているのに対し、アンティーク家具と中国の陶磁器は価格が下落しているそうです。

ワインは182%ということですが、取らぬ狸の皮算用では、ウチに1憶円の在庫があったら、それが1憶8千2百万になるということです。


毎月、悲しい思いで眺める不動在庫、見方によっては宝の山?なのかしれません。
嘘です。不動在庫、減らしましょうね)



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サッポロ黒ラベルのリニューアルには、泡の白さを測る技術革新があったんですね!

2019-01-11 12:31:52 | 附属酒類経済研究所
                           
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昨日のネタは、サッポロ黒ラベルのリニューアル

「泡が白くなった!」というのが一つのアピールポイントでした。

で、比べてみた結果を「また明日」と引っ張っていましたが、写真に撮ったのでご覧いただきましょう。



右側がリニューアル後のもの。
白さが増しているような気もしますが、、、、気のせいかもしれない。

また、リニューアル後の方がコクのあるような気もしますが、温度が若干違っていたので、これも気のせいかもしれない。

でも、「気のせいかもしれない」というレベルのはずはないなので、ちょっと調べてみると、サッポロさん、何か月か前に、こんな発明(発見)をしていたのです!



世界初!ビールの「泡の色」を測定
~「新鮮なビールの泡はより白く美しい」「クリスタル麦芽は泡の色を鮮やかにする」~


なんと! 世界で初めてビールの「泡の色」を測定する方法を開発したそうです。

昨日ご紹介した「白さの指数が100.00から98.45に」というのがそれだったんですね。
気のせいではないんですよ!

しかも、この技術を使って、「鮮度が良いビールの泡がより白いこと」や「ビール醸造に用いる麦芽の種類により泡の色調が変化すること」などが明らかになったそうです。



いやぁ、、、、、、、サッポロさんらしい研究ですね。感心感心。

実はスゴイよサッポロさん!ネタがまた一つ追加されました。



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美白です。男は黙ってサッポロビール、の黒ラベルがリニューアル!ポイントは泡の白さ?

2019-01-10 12:03:47 | 新製品のご紹介(評判・評価)
                           
                           【公式HPはこちら↑】



サッポロと言えば、黒ラベル

そんな黒ラベルのサンプル缶が届いてました。
(販促資料も来ていました)



リニューアル?

黒ラベルはここ数年、前年比プラスを続けている安定の銘柄ですが、ここでリニューアルとは思い切った策に出るんですね。

そう思い、販促資料を見ると、「完璧な生ビールを追求しリニューアル」と書いてあります。

「完璧」ですか。

他のメーカーさんでは「神泡」というのもありましたが、飲む側(特に自分)のいい加減さを考えると、「いい塩梅」で良いのですが。。。

それはさておき、どう変わったの?と資料を詳しく見ると、こんなグラフが。



さらに製造方法を工夫し
「より白く美しい泡」を実現。


グラフの数値は「泡の白さ指数」というもので、リニューアル前を100.00とすると、リニューアル後は98.45くらい、となっています。
(数値が小さいほど白いらしい)

色々な販促資料を見ていますが、「泡が白くなった」というアピールはあまり見たことがありませんし、「泡の白さ指数」というのは初めて知りました。
しかも指数で100.00と98.45ですから、トップレベルの僅差の争い。

これは実際に比べてみるしかありませんね。
早速見本缶をカバンに入れ、会社帰りにマルエツ・プチで(現行の)黒ラベルを買いましたよ。

その結果は、、、、また明日。



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6年連続新酒鑑評会金賞受賞蔵元数日本一の県のお隣の県は、日本一の美酒県

2019-01-09 14:08:38 | 酒の情報(酒エトセトラ)
                           
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記録より意気込み。


正月休みに銀座一丁目のアンテナショップ通り(と勝手に呼んでいる)を通っていたら、山形のアンテナショップの前にこんなポスターが貼ってありました。



日本一美酒県

山形県、県下の蔵元それぞれで県で開発された酒造好適米「出羽燦々」のお酒を造ったり、地理的表示「GI山形」が認定されたり、県を挙げての取り組みが目立ちますが、日本一美酒県とは大きく出ましたね。

ちなみにお隣の福島県は近年「新酒鑑評会での金賞受賞銘柄数が●年連続で日本一(現在は6年連続)」という実績をもとにしたキャッチフレーズでマーケティングを行っていますが、こちらの「日本一美酒」はどんな裏付けがあるのでしょうか。

県のホームページなどを見ていると、どうも昨年のある時期からこの言葉が使われるようになったようです。
初出と思われる記載はこちら。

日本一美酒県山形ファンクラブが開設されました

山形県は、季節豊かな風土や作り手の文化に恵まれ、日本一の美酒県と自負しています。


なるほど、「自負」ですか。

お酒の表示ルールからすると「自負」で「日本一」と表示するのはかなり厳しいのですが、県の宣伝だからよいのですかね。


ポスターの下に見えないくらいの小さい字で「あくまで個人的な意見です」とか書いてあったりして。。。。。



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日本酒、焼酎の輸出プロモーションへの補助金はどの程度の額なのでしょうか。

2019-01-08 12:30:53 | 附属酒類経済研究所
                           
                           【公式HPはこちら↑】




今朝の日経。



日本酒や焼酎
輸出拡大へ予算5割増


国税庁は日本酒や焼酎など国産酒の輸出を増やす取り組みを強化する。2019年度予算案に、18年度比で5割増の2.5億円を盛った。(略)


文字通りのお話で、国際会議などでの活用を狙っているようです。
先般ご紹介したawa酒も会議での乾杯シーンをイメージしたものですし、業界人としては「あ、そう」というネタですが、ちょっと気になったのが「5割増の2.5億円」という数字。

zozoの前澤社長の1億円のお年玉や、すしざんまいの3億円超の初セリマグロなどの話題で気が大きくなっているせいか、日本国の日本酒の輸出強化の予算が2.5億円とは「額が小さいなぁ」というイメージです。

と、いうより、昨今、いろいろな形でお酒のイベントや展示会が開催されていて、その中で行政が関与しているものも少なからずあります。
昨年(か一昨年)には英国ビッグベンで日本酒イベントを開催、というのを聞いたことがあります。
海外はじめ大きなイベントなどは広告なども考えると1回で億単位のお金が係りそうですし、それを蔵元さんが100%負担しているとも思えない。
その中で2.5憶円というのはいかにも少ないし、そもそも蔵元さん(仮に1000軒)で分けたとすると1蔵元さん当たり25万円です。

国内であっても展示会などのブース代や旅費などで吹っ飛んでしまいますよ。


まあ、実際には国税庁以外の行政(国や都道府県)などでも予算が組まれていたり、国税庁でも別の形で確保されているんでしょう。

それを考えると、この記事は誤解を与えそうですね、というか、本当はいくら行政の補助などが出ているのでしょうか。

それを知った上で、意見を申し述べていきたいと思います。
(誰か教えてください)



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瓶内二次発酵などの製法も大事ですけど、、、、ブドウはもっと大事では?

2019-01-07 14:03:56 | 酒の情報(酒エトセトラ)
                           
                           【公式HPはこちら↑】



新年はシャンパーニュ!ですよね。

でも、価格的に、、という場合には、流通側としては同じ泡モノの中から「シャンパーニュと同じ製法で、、、」とスペインのCAVAをお薦めするのが決まり事(たぶん)。

自宅でもそんな感じでCAVAをよく飲んでいたのですが、最近、ちょっと変わってきています。

ちなみに、昨夜はこちら



Jean de James Cremant de Bordeaux Brut

クレマン・ボルドー。インポーターさんはローヤルさん。
酸はそんなに強くないですが、ふくらみが感じられるおいしい泡でした。

このように、最近、ローヤルさんの泡モノで、クレマン・ブルゴーニュやクレマン・ダルザスなど、フランスのものを飲む機会が多いのですが、家族も含め、CAVAよりこっちの方が好きかな、という印象。

理由を考えてみたのですが、、、、おそらくブドウ。

このクレマン・ボルドーはセミヨンとカベルネ・フラン

その前に飲んだクレマン・ブルゴーニュはシャルドネ、ピノノワール、ガメイ

クレマン・ダルザスは、ピノブラン

ちなみに同じローヤルのシャンパーニュはピノノワール、ピノムニエ、シャルドネ

これに対し、CAVAはローヤルさんのものはマカベオ・シャルドネ、他のものもガルナッチャなどですから、ブドウが全然違う。
味が違うのは当たり前ですよね。

それを考えると、「シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵で~」という我々流通の売り文句って、お客様に情報を伝えきっていないのかもしれませんね。

また、インポーターMさんの某CAVAは「ドンペリに間違われた」というのがキャッチフレーズですが、このCAVA、ブドウはガルナッチャ60%、モナストレル35%、ピノ・ノワール5%ですから、ブドウ的にもかなり違いますよね。本当に「間違った」のでしょうか。
(あ、ドンペリよりもおいしい!という人が出るのは全く否定しません。実際おいしい泡ですから。色は濃いけど)

瓶内二次発酵などの製法も大事ですけど、、、、ブドウはもっと大事では?

今年は泡モノを飲むとき、ブドウに注意してみましょうか。
(再開のご要望の多い「ワイン部」のテーマにしてみようかな)



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鏡開きの作法、お屠蘇の口上、万歳三唱にもしきたりが?

2019-01-06 13:26:42 | 附属酒類経済研究所
                           
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昨日は業界の賀詞交歓会に出席してきました。


ホテルの大きな宴会場で何百人もの関係者が集まる、なんとも仰々しいものですが、新年ですし、お仲間等とのご挨拶がこの場所で済むというのはある意味合理的ですよね。
(白鷹さんも西宮からいらしていました)


そうそう、会の締めには万歳三唱。



周囲がざわざわしていて良く聞き取れませんでした。音頭を取られた方が「漫然と上げるのではなく作法が、、、、」と言っていたような。

作法、あるんでしょうか?

「知らないんだよなぁ」と内心ドキドキしながら、会社に戻ってネットで調べてみました。

うーん、、、

確かなことはよくわかりませんが、Wikipediaなどから想像するに、こんな感じらしい。

・「作法」に関し、オーソライズされたものは存在しない。

・ただし、平成になってから(右傾化の状況の中)、「手のひらを正面に向けるのではなく、内側に向けて、、、、」「右足を半歩踏み出す」などのもっともらしい作法を記した明治時代の太政官布告「万歳三唱令」なるインチキ文書が出回った。

・これをもとにしたのか、鳩山首相(当時)に「(首相の)万歳の作法がなっていないのではないか」と質問書を出した議員サンもいた。

・戦時中の大政翼賛会の会合の写真などの画像資料でも、手のひらの向きはマチマチで、作法があったとは解されない。


なるほど、そういうことですか。例の「江戸しぐさ」みたいなものなのですね。

とは言え、前向きなコトなのですから元気よく、というのは大事ですね。

結論。万歳三唱は元気よく







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松飾りの竹は斜め?水平? 神楽坂に料亭は何軒あるのでしょうか。

2019-01-05 12:10:38 | 神楽坂とインテリジェントロビーの徒然
                           
                           【公式HPはこちら↑】



昨日、挨拶回りの際、軽子坂で料亭「うを徳」さんの前を通りました。



お昼だったのでまだお店は開けていないようでしたが、格子戸に松飾り、似合っていますね。

と、気が付きました。

この松飾りの竹、斜めではなく水平に切ってある。

確かに、今年の揚場町オフィス(役員室)の正面玄関の門松はこんな感じ。



松飾りの竹の切り方に斜めと水平があるのは知識としては知っていましたが、こんなところで水平バージョンを見ましたよ。
(ちなみに「寸胴」と呼ぶ、らしい)

その後、神楽坂仲通りの同じく料亭の「千月」さんの前を通ったので確認すると。



あらら、千月さんでも寸胴ですね。

そうなると、4軒しかない(残念!)神楽坂の料亭さんをコンプリートするしかないですね。

軽子坂から本多横丁に入ってすぐの「牧」さんでは、



ここも同じ寸胴スタイル、というより、同じものにも見えます。
もしかしたら、鳶の永楽家さんが同じようにしている?

そんな仮説を持って、4軒目の幸本さん



うん、そうかもしれない。

夜では絶対にありえない、神楽坂料亭コンプリート、でした。

、、、、しかし神楽坂の料亭さんってどこも神楽坂より軽子坂に近い、というか、軽子坂側から入るようになっているんですね。



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明治の初荷、平成最後の初荷。

2019-01-04 12:28:42 | 神楽坂とインテリジェントロビーの徒然
                           
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1月4日、仕事始め。



雲一つない晴天の下、初荷が出ていきました。

初荷と言っても、イベントを行うわけでも、初荷旗を立てるでもなく、静かな初荷でした。
(初荷旗については、10年ほど前にこちらで書いていましたが、安全上(道路交通法上)問題のない形で掲げたいですよね)

その代わりといっては何ですが、(たぶん)記事としては初公開の、明治時代の正月の店頭風景をご覧に入れましょう。


じゃーん!


こちらは牛込・揚場町の本店(ほんだな)ではなく、新川(南茅場町)に出していた茅場町店(かやばちょうだな)です。
(右側の1階庇の上に「升本」という看板が掲げられています)

中央の店頭入り口には初荷旗らしきものが掲げられており、写真左には、本店店主の喜兵衛、あるいは支店に遣わされた喜八郎のものでしょうか、日の丸が掲げられた乗用車がありますね。
(自動車に日の丸というのは今では都バスくらいな気もします)

新たな一年、よろしくお願いいたします。


あ、おまけに、竹久夢二のライバルとも言われた明治期の画家、渡辺与平の初荷の版画を。


(渡辺与平「ヨヘイ画集」より「初荷のかへり」)




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厳しいし、つらいですけど、上り坂の下り酒問屋!です。

2019-01-03 19:19:55 | 神楽坂とインテリジェントロビーの徒然
                           
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江戸時代、当社が江戸城外堀・揚場河岸で荷揚げしたお酒を担いで上っていた軽子坂。
さらに遡っては鎌倉古道の一部であるとも言われており、その先には昭和末期から数年前まで倉庫のあった津久戸町、そして大久保通りを越え、現在の倉庫のある御殿坂に連なっています。


新年3日、暖機運転がてら、ご近所をジョギングしたのですが、正月で怠けた重い身体には軽子坂の上りはそれなりにハードでした。昔の軽子さんたちはエラい。

そして軽子坂の先、大久保通りを越えると御殿坂、総本店前です。



この坂もご覧の通りの勾配、昨今の酒類流通業界を思わせるような厳しくつらい坂道。

でも考えてみれば、ウチは上方からの下り酒で上り坂になった問屋です。

そう、上り坂は望むところじゃあないですか。

顔を上げて、上っていきましょう。




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正月と言えばお屠蘇。口上もあるし、呑む順序もあった。

2019-01-02 18:30:29 | 附属酒類経済研究所
                           
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お正月と言えばお屠蘇ですね。


自分でも、お店に来ていた屠蘇散を頂いて帰って、白鷹の「ひょうたん瓶」に味醂とお酒を入れ、漬け込んでみました。



ふむふむ、それっぽい味になっていますね。


そんな屠蘇ですが、屠蘇散の裏側の説明書きを改めて読んでみました。



邪気を払い、長寿を願って呑むもの、ということは知っていましたが、初耳だったのは呑む順番

年少者から順に呑んでいくそうです。

普通の宴会などと同様、年長者(偉い人)からだと思っていましたが、違ったんですね。


本当かな?と裏を取ろうとネット上でも探してみましたが、どうも本当らしい。
(年少者からという理由として、若者の精気を年長者に渡すという意味合い、という書いてあるサイトもあった)

ふーん。

ついでに、年末に書いた「鏡開きの口上」ではありませんが、こちらも呑むときに口上があるようです。

一人これを飲めば一家くるしみなく、一家これを飲めば一里病なし

と唱えるそうです。

いやぁ、この年になるまで知りませんでした。

残念、というより、なんか得した気分ですよ。

と、前向きに考える新年でした。



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