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お屠蘇ってどのくらいの人が知っていて、どのくらいの人は飲んでいるのでしょうか。

2023-01-05 12:46:20 | 附属酒類経済研究所
                          
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先日、「お屠蘇」というのは大事な日本の食文化ですよね!と呟く一方で、昨今は皆が飲んでいるわけではないかも、と心配になったり。

そこで、お屠蘇の認知度について調べたものがないか、探してみたら、まず見つかったのが、松竹梅の宝酒造さんの調査(対象:男女)。

2012年の調査と10年ほど古いですが、こんな感じ。



認知度は20代こそ34%の人が「知らない」となっていますが、全体では約9割が「お屠蘇を知っている」と、思いのほか高め。
一方、「お屠蘇を毎年飲んでいる人」は全体の18.7%、「たまに飲む」は19.9%で、合計でも4割弱と、「飲んでいない」人の方が多い結果に。まあ、こんなものなのでしょうか。




その他の調査も見てみましょう。

こちらは紀文食品さんの調査(2009年/対象:主婦)。
飲んでいる/いないではなく、「お正月のお屠蘇のいわれについて、どの程度ご存知ですか」というもの。



「名前を聞いたこともない」人は20代以外はごくわずかですが、「いわれは知らない」人まで入れると、全体の半分近くになってしまうんですね。
まあ、自分も「薬草が入っていて、邪気を払う」くらいしか知らないけど。


もう一つ、「旭化成ホームプロダクツ」という会社でも調査を行っていました。
こちらも対象は主婦。年次は2008年と、上の調査と近いですね。和食を文化遺産へ!などの動きと関係しているのでしょうか。




ズバリ「お正月にお屠蘇を飲むか」というダイレクトな質問。

「飲む」は全体で42.0%と、冒頭の宝酒造さんのデータよりちょっと高め。
特記すべきは20代で、世代間では最も低いものの、それでも34.5%が「飲む」としています。

紀文食品の調査では34%の人が「知らない」というのに対し、「34.5%が飲む」というのは結構な盛り返しぶりですよね。
サンプル数もそこそこあるのでその意味では一定の信頼性はありそうですが、それにしても高い。

安心してよいのか、悪いのか。
ただ、一定の認知度が残っているうちに、それを深く印象付けることが大事ですよね。

升本「お屠蘇」プロジェクト、始動ですよ。





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