こちらからすると「また燃料の投下かよ」と思うのですが、あちらからすると「嫌な奴がまた言いがかりをつけているのかよ」というのかもしれませんね。
恒例になりつつある、日本酒の地理的表示(日本酒GI)のポエム大会、です。

今回は京都、鳥取、福岡を指定する件についてパブリックコメントが募集されています。

で、いつも気になっている、各産地の主張「酒類の特性について」という共通項目。
何度も触れているように、他のところとの差別化を図るため?に、色々と書かれていますが、産地名がブラインドになっているとポエムなんです。
今回の3地域はこうです。
【産地A】
●●の清酒は総じて、馥郁(ふくいく)たる香りを持ち、旨味に富み余韻がきれいな酒である。
甘辛く旨味の多い●●の料理に寄り添うように進化してきたため、料理の味を邪魔することなく、むしろ、食と一体となってバランスよく味わいを形成する。
【産地B】
●●の清酒は、総じて口当たりの柔らかく、ふくよかな米の旨味を余すことなく引き出した酒である。
また、蔵元が麹の使用割合を高くし、小ロットでの丁寧な純米酒に特化した方法で古くから醸造しており、キレがありながら米の旨味をしっかり感じられることを特徴としている。
さらに、酸味があり様々な温度帯で表情が変わり、燗にすることで旨さが際立つ、いわゆる燗上がりする酒も多い。
米の旨味とキレの良さが相まって飲み飽きしないことから、○○のような豊富な旨味を有する料理と相性が良く、海産物をはじめとする料理を邪魔することなく引き立たせ、口の中で完成(口中調味)させる食中酒である。
【産地C】
●●の酒は総じて、口に含めば、調和のとれた丸みのある柔らかな口当たりが感じられるとともに、適度なうまみと甘みにより、ふくらみのある味わいやそれに寄り添う品のある香りが口中に広がるという特性を持つ。
●●の酒は、料理の邪魔をせずお互いを引き立て合う酒である。
「産地A」では「馥郁(ふくいく)たる香りを」と、お洒落な漢字を用いてポエムっています。横綱昇進の口上みたいとも言えますね。
「甘辛く旨味の多い料理」が多いんですね。フーン。
「産地B」のポエムはちょっと長めですが、中段は「小ロット」とか「麹割合が多い」など、製法についても言及しています。
「○○のような豊富な旨味を有する料理」の○○は特定の海産物で、これはネタバレしそうです。
「産地C」はずいぶんシンプルです。一周回って元に戻ったのか、「主張しなくても良いし」ということなのか。
クイズだったら「甘み」というのが大ヒントですね。
さてさて、正解はというと、、、、、
「産地A」=福岡
「産地B」=鳥取
(○○のような料理)=松葉ガニ でした
「産地C」=京都
さてさて、当たりましたか?
★★お酒に関する諸事万端のご相談を承っております(商品企画/情報提供/寄稿等)★★
酒ブログランキングに再度エントリーしました。


応援のクリックを↑↑↑↑↑

【アルバイト・契約社員募集中!】
(1)飲食部門(フロアスタッフ兼新規開店企画)
(2)酒類営業部門(倉庫管理兼営業企画)
(3)酒類営業部門(通販管理)
日時・時間はご相談。正社員登用もあり。男女問いません。詳細は当社HPまで。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます