Diary Of 酒田の人

田舎住まいの60代サラリーマンの趣味の日々

江戸前期古伊万里の鳥文

2022-01-09 19:17:20 | 古伊万里
何年かぶりで古伊万里の動画(という程のものではない)を作成してみました

全然面白くはありませんが、3分ほどですのでヒマな時のご覧いただけると嬉しいです。
BGMは鳥にちなんでジャズの巨人、チャーリー・パーカーの「Yardbird Suite」(ヤードバード組曲)です。

「江戸前期古伊万里の鳥文」

回想の古伊万里 178(染付草花文七寸皿)

2022-01-08 23:57:06 | 古伊万里
 私はコレクターとしてはとてもいい加減な性格なもので、品物を買ってから綺麗に整理するというのが苦手です
そんな訳で、いつもの雑然とした衣装ケースを漁ったら、もう一枚未紹介の伊万里が出てきました
特に見どころのある品ではないことが、存在を忘れてしまう原因なのは確かですが、一応、悪くても中期末くらいはありそうな品です。
「染付草花文七寸皿」
構図的には結構いい感じではありますが、濃い呉須を使って何かは判然としないものの、葉と花が描かれています

花(?)は簡略化した描き方になっており、中期の品の繊細さや濃みのグラデーションは見られません
かといって後期の品という感じでもありませんので、恐らくは天明~寛政といった時代の品の可能性が高いかも知れません。

落款は「大明成化年製」ですが、時代を見る上で注目すべきは裏面の唐草繋ぎでありまして
元禄~享保期あたりまで見られる、輪郭線を書いてから中を塗るというタイプのものではなく、一本線で絵付けされています。
確か扱っていた業者さんは中期古伊万里と言っていたように思いますが場合によっては19世紀の品という可能性も否定できないように感じます。



裏庭に鳥海山出現!?

2022-01-07 09:12:02 | 日記
今年は大雪のようで酒田では元旦が猛吹雪、数日後に再び猛吹雪、しかも気温が上がらず毎日雪が降るということで
県内の他の場所に比べれば少ないものの、酒田としては大雪になっています。
そんな訳で家の除雪を毎日行った結果、裏庭に鳥海山?が出現しました

現在の標高は2200mならぬ2.2mほどに達しています
上の方を削ってすこしづつ奥の方へ山を広げて行かないとヤバそうです。
ウチのピラカンサスは去年枯れた枝を落としたので実が少ないです
道路の除雪はされているものの、単純に端へ寄せるだけですので、どんどん道幅が狭くなっていおり、狭い通りはすれ違いが困難だったりします。
酒田は元々雪の多い地方ではないので、融雪口なんていうものはありませんので、色々と苦労します。

回想の古伊万里 177(染付区割り花文六寸皿)

2022-01-05 20:52:01 | 古伊万里
 古伊万里が雑然と仕舞ってある衣装ケースをゴソゴソ漁ったら、もう一枚ありました、ブログで紹介していない古伊万里が
残念ながら残り物に福があるというタイプの品ではなく、ごく普通の中期伊万里で、しかも傷物ですんで、なんてことない品です。
「染付区割り花文六寸皿」
中期によく見られる見込み周囲を八つに区割りし、ひとつおきに同じ文様を描くスタイルの品で、成形はちょっとだけ凝っています。
この品を購入したのはもう20年以上前で、当時は伊万里については全く初心者ということもあり、業者さんが「元禄古伊万里や」というので
「そうか古いんだ」と勝手に納得して購入したものでした。
正直なところ何の変哲もない中期の古伊万里でありまして、ある程度品物が見えるようになれば購入しないタイプの品ですが
当時のワタシには傷物故に値段が安かったのと、「元禄」という言葉で購入してしまったというのが現実です。(それでも一万円くらいしたような・・・)

なんてことない品ですが、中期の古伊万里らしく、五弁花はとてもバランスよく描かれています。(他にはとりたてて見所がない・・・・)

落款は渦福、鑑賞に堪えるタイプの品ではありませんが、今思えば、古伊万里を勉強するために買った品ということで納得できそうです。