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私が下層生活でも幸せであることを記述しなかった理由

2024-02-27 18:00:09 | 日記
私が下層生活でも幸せであることを記述しなかった理由


映画パーフェクトディズが大ヒットしている。映画の感想は先日、小欄にて紹介した。さまざまな見方があるが、生活においてのルーチンのあり方をうつしだして、幸せとはなんぞやを考えさせる。「あの映画はいいよ!」という共感を呼んでいる。
私自身が映画の主人公のように下層階級の身にある。そして主人公と同じように幸せである。
何度も記述しているがどんどん下層階級は増えている。
しかし映画の主人公、平山や私のように下層生活を楽しむ人は僅かであろう。中間層の位置から下層に落ち込んだ人々にとってはこれからの生活の不安が重くかたのうえにのしかかっていると思う。
下層生活でも幸せであること、そのための生活の仕方を紹介することは今の失政である経済政策への批判を弱めることになるのではないかと考えた。
貧乏でも幸せに暮らせるということを伝えるのはその生活のむごい状況にうちのめされて、救いを求めている人にだけにすべきではないか。と考えていた。
そんな時に映画「パーフェクトデイズ」が公開された。渋谷区のプロジェクトで日本の名だたる建築家達に公園のトイレを設計してもらうプロジェクトと連動してこの作品は制作された。それゆえに、宮下公園のホームレス追い出しを敢行した渋谷区の非道と作品を関連ずける人もいる。私もあのときの政策は間違っていると思う。ただし、今回の渋谷区の政策、政策と連動した映画パーフェクトデイズの素晴らしいできばえは別である。やはりこれからも増え続ける非正規社員にとっては人としての尊厳を保つうえで参考になると思う。そして私もこの文章を掲出したのである。


いまや投資をしない下層生活者は社会の落ちこぼれのような世の中の風潮である。


ご自身のライフプランにあわせた資産形成を進めようとのフレーズが広告に溢れている。金持ちはますます儲かる。貯蓄がない人は対象にならない。貯蓄があっても、よほどの額を投資し、成功しないと老後の生活など支えられない。投資についてなど何の勉強もしなければ乞食になるぞ。自己責任論の残酷な言説が次から次ぎえとPRされている。
しかしなんだか変だと思わないか?利ざやを稼ぐことばかりが注目されて、産業の活性化が二の次になっている。実業より虚業が優先される世の中、今の日本の実態である。そして未だに継続している金融緩和により株高という虚構が社会の現実となっている。4割の富裕層も利息によるレバレッジに一喜一憂するようになると、金はなくても日々変わらない穏やかな生活が羨ましくなるはずである。 



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