gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

2015年に株があがったのだが、その期待は???

2017-12-02 08:47:33 | 日記
プロバンスのワイン醸造家のラッセルクローが協和コンサルタンツの株を購入???
こんなタイトルで書いたのが以下の文でした。



離岸流での潮流発電は相反転方式小水力発電機による協和コンサルタンツを中核としたグループによるプロジェクトだけ。

プロバンスのワイン醸造家で、投資家のラッセルクローはエディット・ピアフを演じたマリーと地産地消による銘酒を慈しみ育成しているが、腕利きのディラーとしてソーシャルワークビジネスへの投資も行っているに違いない。
最近、相反転方式小水力発電機を開発し実証実験で着実に実績をあげている協和コンサルタンツの株価がまた上がりだした。
それも、小水力発電機の販売情報を耳にして購入している人々が多くいる。ラッセルクローもその1人かもしれない???

最近の新聞記事に原子力発電所20基ぶんのエネルギーを小水力発電機でつくるという威勢の良いレポートが掲載された。
以下が抜粋である。
エネルギーの源は海にある――。海に囲まれた島国、日本で新たな再生エネルギーづくりが本格化している。潮の満ち引きで生じる流れや黒潮などの海流を使って電気を生み出す試みで、5月にも実用化される見通しだ。そのエネルギーは100万キロワット級の原子力発電所約230基分に相当するという。太陽光発電など陸地を使った再生エネルギーの創生が叫ばれて久しいが、国土の面積は限られる。海洋大国の逆襲が始まる。

■被災地で国内初の実用化

海に沈められる潮流発電装置

 宮城県塩釜市の浦戸諸島の一つ、寒風沢島。島の周囲は14キロメートル、人口120人ほどの小さな島だ。カキの生産が盛んで、島のいたるところにカキ棚がある。風光明媚(めいび)な離島が新エネルギーを実用化する舞台だ。

 「潮流を利用した地産地消できるエネルギーです」。実験を指揮する東京大学生産技術研究所の林昌奎教授は説明する。昨年11月に寒風沢島の防潮堤から15メートル離れた沖合に装置を設置。現在は機器の調整を続けており、5月の送電開始に備える。

 装置は縦横5メートル、高さ7メートルで、この中に幅4メートルほどのブレード(羽根)を2枚取り付け、水深約6メートルに沈めた。ブレードが潮の流れを受けて回転すると機械エネルギーが発生。これを上部に取り付けた発電機に伝えて電気エネルギーに変える仕組みだ。潮の流れは秒速1メートル。ブレードは最大で毎分16回回転するという。

 発電した電力は地元漁業組合の冷蔵・冷凍庫の電力として使用する。その電力は5キロワットと一般的な家庭2~3軒分のわずかな量だ。それでも林教授は「利用者に潮流発電の電力を供給する実験は日本で初めて。世界の先頭集団を走る」と胸を張る。余った電力は東北電力の電線にも流す計画だ。

震災後、政府は再生可能エネルギーの普及や開発を後押ししてきた。太陽光発電は固定価格買い取り制度を導入したことで急速に普及が進んだ。だが、天候に左右され、発電量が一定でないのが弱点だ。こうした点を克服できると期待を集めるのが海での発電だ。領海と排他的経済水域を合わせた日本の海域の面積は447万平方キロメートル。カナダに次ぐ世界6位と広大だ。

潮流発電が浮かんでいる様子。上部には発電機など設置されている

 海での発電方法には波の力を使った発電など他にもあるが、環境省は「最も実用化に近いのが潮流発電」という。海は1日に2回、満潮と干潮を繰り返す。月と太陽の引力により生じるもので、「予測がしやすく、安定して電力を確保することができる」(林教授)。特に海峡や水道など幅が狭い海域の潮流は強い。明石海峡や鳴門海峡などがある瀬戸内海近海、津軽海峡などの潮の流れは秒速2~5メートルと、日本には潮流発電に向く海域が多い。

 潮流発電と似た方法で、黒潮など海流のある場所に置いたブレードを回転させることで発電する「海流発電」と呼ぶ方法もある。設置場所が沖合10~100キロメートルと潮流発電に比べ設置場所の距離が遠く、電力ケーブルを伸ばすコストがかかってしまうのが難点だが、潮流発電に比べてエネルギーの力は大きく、実用化の期待がかかる。

海のエネルギー開発は欧州でも実証実験が進む。欧州連合(EU)などは2003年、英スコットランドに海での発電実験ができるフィールド「EMEC(欧州海洋エネルギーセンター)」を設置。欧州の企業や研究機関などがそれぞれ開発した発電装置を持ち込み、さまざまなノウハウをためている模様だ。

 日本政府も遅ればせながら本腰を入れ始めた。昨年に「エネルギー基本計画」を閣議決定し、海洋での再生可能エネルギーの研究開発を重点的に推進する方針を掲げた。欧州と同様に海での発電実験ができる「日本版EMEC」として長崎県の五島列島沖など国内の6海域を選定。潮流発電や浮体式洋上風力発電などの実証を本格化する方針だ。

ところで、小欄では既に昨年、以下のレポートを掲出している。

 日本はかつて太陽光発電で世界の先頭を走っていたが、今ではドイツや中国に追い抜かれたといわれる。海の中の機器類の開発には日本が得意とする造船技術も必要になる。21世紀は海の時代になるか。夢物語で終わらせてほしくない。
巌流を利用した世界初の相反転方式小水力発電機による実証実験は
波打ち際に水路をつくり潮の流れを利用して発電するものです。
これまでに関門海峡にて実験をしていました。

この実験の前から既に実験を行っていました。


以下は九州工業大学の実験概要です。



基本は逆に回るプロペラ。
関門海峡で実験済み
この方式ならば、離島などの創電も従来の水流方式に加えて

さらにパワーアップするでしょう。

投資家の目利きにとって、非常に重要な実験といえるでしょう。

独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構が平成25年10月から平成28年2月末まで、次世代海洋エネルギー発電技術研究開発/海洋エネルギー技術開発を実施するそうです。
この委託先として協和コンサルタンツと九州工業大学の相反転方式小水力発電機の開発と販売に携わってきた官・産の2チームが指定されました。
前号でご紹介したように、この情報で協和コンサルタンツの株がストップ高になったそうです。果たして、投資家の人々はどこまで、
相反転方式小水力発電機による海洋エネルギーの創電について
知っているのでしょうか。それとも、なにか臭いがするのでしょうか。
それはともかく、次世代海洋エネルギーとして脚光を浴びている
相反転方式小水力発電機による創電とは、従来の水流の落差を利用した発電とは異なり、潮流のエネルギーを利用した新方式なのです。
満ち潮から引き潮へと自然は変化します。この引き潮、海でサーファーが引き潮であっというまに沖に運ばれる大変な騒ぎになることがあります。
この引き潮のエネルギーを利用して発電しようというものです。
落差方式にたいして潮電方式というわけです。既に、昨年、開催された防衛省主催による大規模災害での新技術展にて、離島における発電の新技術として落差型相反転方式小水力発電について多大な反響がありました。その際、九州工業大学の実験についての概要も補足資料として紹介していましたが、今回の産業エネルギー開発機構の実証実験の採用により、無尽蔵の海げんのエネルギーを活用した新技術が広く社会にアピールできるようになりました。

はてさて、協和コンサルタンツの株価上昇について詮索することが、本日のレポートではありません。原発20基ぶんのエネルギーをうみだす相反転方式小水力発電機の可能性を知っていただきたいのです。

残念ながら政府の再生可能エネへの政策はどんどん後退しているのが現実です。そのため相反点方式小水力発電機プロジェクトは地道に普及させるという原点どうりにすすめるしかありません。