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十勝の美術館紹介

2012年12月08日 | 暮らしの情報・見学

鹿追町の二つの美術館を巡ってきました

 鹿追市街には 「神田日勝記念美術館」と「福原記念美術館」 の個性的な二つの美術館があります。
その二つの美術館を入館券1枚(600円)で鑑賞できる共通入館券(大人600円・高校生300円・小中学生200円)が発売されたことを知り行ってきました。


神田日勝記念美術館
  

 神田日勝記念美術館は、日本の洋画史上にリアリズムの一時期を画した夭折の画家の代表作を常設した美術館です。
神田日勝は、東京練馬に生まれ、東京大空襲の戦火を避けて小学2年のとき笹川に戦時入植し、営農のかたわら独学で
油彩画を制作、全道展・独立展に作品を発表、風土性を漂わせた画風により没後、リアリズムの代表的画家の一人として美術史に定位されるようになりました。
この美術館では絶筆である「馬」(未完)を中心に展覧会出品作を中心に、夭折の画家の代表作を常陳しています。


福原記念美術館

  福原記念美術館は、十勝のスーパー業界に大きな足跡を残す㈱福原の創業者である福原治平氏が長年にわたり私財を投じて蒐集してきたコレクションを一般に公開したいとの考えから建設された個人の美術館です。
この美術館では、日本を代表する巨匠の横山大観、平山郁夫、片岡球子、伊東深水、東山魁夷、東郷青児、鏑木清方、棟方志功などの絵画、富永直樹のブロンズ、狩野探幽、若山牧水の掛け軸、サトウハチローの色紙、今東光の書、与謝野晶子の歌短冊十勝にゆかりのある画家の能勢眞美、坂本直行、神田日勝、中西尭昭などの絵画などが数多く展示されています。
そして鑑賞後の余韻を味わうための落ち着きのある喫茶室も併設されています。
また館外の前庭と後庭には芝を一面に敷き詰め、巨大な黒曜石(十勝石)を置き、推定樹齢1000年のいちいの大木が聳え、えんじゅ並木とあわせ四季折々の景観を楽しめるようになっています。

  画家の圧倒的迫真力で心をゆする神田日勝記念美術館、芸術の香り漂う名品をそろえた福原記念美術館、いずれも北海道でも稀な二つの美術館の魅力と醍醐味を満喫してきました。

 

 

 


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