須玉日記

母と子、たまに父による写真日記。

琵琶湖の旅 近江八幡(八幡掘)

2014-02-12 10:24:55 | 
2014年2月12日 <母>

お食事を終えて外に出てみると、雪の吹き付ける中
写真倶楽部の撮影会が行われていました。


photo by chichi




そのカメラの先にはこのような風景。
雪で一層雰囲気が増しています。



photo by chichi




桜の季節、舟からのお花見も素敵そうですよ。






以下2枚、モノクロで撮ってみました。






堀に降りる場所が随所にあり、生活と密着しているのがわかります。
時代劇のロケも多数行われている様でした。




この八幡掘は1585年に豊臣秀吉の甥の秀次によって作られました。
琵琶湖を往来する船を寄港させ、城下は大いに活気づきました。

でも昭和30年代になると、だんだん忘れられた存在となり、
不法投棄やヘドロなどで公害源になりました。

高度成長時代、区画整理や工場誘致で埋めたてる計画がおこり、
国の予算も計上されましたが、青年会議所が奮起し、
「堀は埋めた瞬間から後悔が始まる」を合言葉に、浚渫と復元を
全市民に呼びかけたのです。

県土木事務所と折衝しつつ会員自らも自主清掃を行い、最初
冷ややかだった市民たちも次第に協力し、ついに昭和50年
滋賀県は進みかけていた工事を中止し、予算も国に返上
したそうです。

こういう経緯を知るとこの風景がより心に迫って来ますね。


コメント (2)
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