ryonagaの「通勤準急スタジアム行き2」

サッカー観戦記や旅、写真記。コンサドーレ・コンサドーレユース・エスポラーダ・ノルディーア・レノファを中心に、いろいろと。

2009.4.11 JFL横河武蔵野対町田

2009-04-12 02:36:13 | サッカー

珍しくフットボールの試合に行くことに躊躇してしまって、遅刻。開始10分過ぎに競技場入り。だから、横河の1点目(7分、35斎藤)は入場門の外で「ゴーーール」のアナウンスを聞いて知った。馬鹿。俺の馬鹿。

2009年4月11日(土)13:00キックオフ 第11回日本フットボールリーグ前期第5節 横河武蔵野FC対町田ゼルビア 武蔵野市立武蔵野陸上競技場 観衆:1,326名 主審:馬場 副審:田中、中山 4審:本橋

Img_1716 【横河】GK1飯塚 DF2小山 28金守 32瀬田 35斎藤 MF26岩田 7太田 27林(65分8池上) 6遠藤 FW15長沼(74分9村山) 20冨岡(87分18金子) 控え:GK21半田 DF5立花 4西口 MF30桜井

 

Img_1718 【町田】GK1渡辺 DF22森川 6中川 26深津 25齋藤 MF15柳崎 8石堂 10蒲原 20半田 FW11酒井 13飯塚(81分17柏木) 控え:GK30修行 DF4雑賀 5山崎 MF16金東秀 18李成浩 28吉田

 

ざっくり言うと、町田の攻撃はJFLレベルになってる気がするけど、守備がちょっと軽い。統率する人がいるのかな?というのも。

このレベルまで達するのも大変だろうけど。元Jをずらっと揃えりゃいいってもんでもない。しっかり自分達のやりたいスタイルを極めて欲しい。これはゼルビアだけじゃなく、他のいろんなチームに対しても、です。

前々から町田ゼルビアというチームには思い入れがあった。去年は結局野津田の雨の東チタ戦しか行けなかったのだが、このチームに関わった人に強い想いがあったから。

1995年から99年まで、僕は札幌で大学生活を送っていた。インターネットとパソコン通信(Nifty)の端境期。当時で言うテレホーダイの時間(23時からだ。)に、ネットを繋いでサッカーやら競馬やらの情報を集める日々。確か、当時好きだった「サクラチトセオー」にちなんだハンドルなんぞつけたりして。いろんな人の文章を読んだり、チャットが出来るのが珍しくて・・・

そんな頃よくチャットでお話を伺った方にKさんが居た。Kさんは当時ジュビロサポーター。僕にとってはコンサドーレが出来るかどうか、という頃で強いチームってのはどうやってつくるものか、とか魅力ある試合、とかいろいろ関心が拡がってくる時期で、Kさんにはいろいろと教えて頂いた。

そんなKさんがジュビロの応援から町田のサポーター、そしてチームに関わっている、という話を知ったのはいつの事だったろうか。何かの雑誌で読んだんだったか。

普通の会社員サポーターが、チームの運営にボランティアで関わって居る、という話。

正直驚きだった。あの人がそこまでのめりこむチームって?

そんな自分も、仙台、山口と引っ越して様々なカテゴリーの試合を見て、学んで行くうちに、一サポーターがチーム運営に関わるなんて無理だ、と判るようになって。

偶然2008年の地域決勝で、自分が応援していたレノファ山口と町田ゼルビアがJFLを掛けて石垣で戦うというシチュエーションが実現してしまい、戸惑いを覚えたのも事実。(かつ現地に行けないジレンマといったら・・・)

そんな町田がJFLで奮戦しつつも苦しんでいる、という現実。自分なんぞに出来ることなんて、ほとんど無いけど、何かの助けに成れれば、という想い。それだけ。

だから、この日は町田のサポーターの後で試合を観戦。来週は野津田に行けるかな?

さて、試合の振り返り・・・

別ネタとして上げますか^^


2009.4.4 J2 鳥栖対湘南

2009-04-12 00:47:07 | サッカー

今年早くも2回目の九州上陸。我ら札幌は日曜日に熊本戦。ならば、土曜はホークス対バファローズ、かこのカードかで僅かに迷ってあっさりメインスタンドに陣取る。雨予報は外れて曇り、というのは助かるが、試合前にパラっと来たせいか成績のせいか、鳥栖のファンが(敢えてサポーターとは書かない。)少ない・・・ 1,500円でこの面白さ、嬉しかったぁ。あとはイブスキ(?)のホットドックか丼(だったっけ?)があれば最高。カレーのミルンでサッポロビールも飲めるし。

Img_1524

2009年4月4日(土)16:04キックオフ ベストアメニティスタジアム(佐賀県鳥栖市)Jリーグディビジョン2第6節 サガン鳥栖対湘南ベルマーレ 観客数:3,975名 公式記録 主審:家本 副審:手塚、中原 4審:上曽山

 

Img_1538 【鳥栖】GK21室 DF2柳沢(89分15谷田) 4内間 5飯尾 3磯崎 MF6高地 14高橋 13日高 10島田 FW25池田(83分26武岡) 7廣瀬(68分18野崎) 控え:GK12浅井 MF24清水

 

 

Img_1535 【湘南】GK32野澤 DF5臼井 3ジャーン 19村松 18鎌田 MF8坂本 2田村(85分21永田) 7寺川(81分22中村) FW10アジエル 11阿部(63分9トゥット) 34田原 控え:GK15植村 DF30島村

 

Img_1544 (全国?千万人のノザーマニアの皆様、お待たせしました! いつもより高く・・・?)

 

 

いきなり1分、鳥栖の右CK。10島田のセットプレイの精度の高さには本当に感心させられる。これでもJ1では常時出場とはいかない訳だし、分からないものだ。

10分の湘南。3トップの平べったい三角形で頂点を張る34田原のトラップから10アジエルにパスが通りかけるが、若干長さが合わず決定機にはならない。田原のマークには鳥栖4内間がガッチリ付いていてなかなか湘南の攻撃を激化させない。

鳥栖は右サイドの攻撃が有効。DFの2柳沢とMF13日高のバランスのいい攻撃に終始湘南18鎌田がやられっ放しの感あり。惜しむらくはGK室のフィードが若干雑で、チャンスメークに繋がらないか。

Img_1551

(このシーンでは鳥栖13日高と湘南7寺川のマッチアップ。この日の日高はキレが鋭かった。)

 

Img_1557

(鳥栖10島田は湘南2田村と競り合う)

 

 Img_1595

(鳥栖2柳沢も軽快なオーバーラップを見せる。)

 

 

27分、鳥栖は7廣瀬の右サイド突破から相手DFのミスを突いて折り返し、中央にマイナスのパス。この絶好機に10島田のシュートは惜しくも枠の右に逸れる。恐らくは右足のシュートだっただろうか。

しかし28分鳥栖は左サイド奥からの3磯崎のクロスに中央に残っていた13日高が体勢を崩しながらヘディングシュート。これが決まって鳥栖が1-0と先制。

Img_1605

(クロスを上げた3磯崎にヘッドを決めた13日高が駆け寄って・・・)

 

 

35分に湘南も反撃。8坂本がやや苦し紛れのやや弱めのミドルシュート。これを鳥栖GK21室が弾き出せず1-1の同点にしてしまう。これで鳥栖の勢いが消えてしまわないかと場内の雰囲気はちょっと微妙なものに。

Img_1609

(これが湘南1点目の祝福。)

 

試合巧者の湘南は早速つけこむように攻め入る。39分、鳥栖のGKとDFの間のボールの処理が曖昧になったところを5臼井が突いて逆転に成功。1-2とする。

Img_1610

(こっちが湘南2点目。)

 

しかし、この試合には神でも憑いていたのか。40分、鳥栖7廣瀬の突破に対して湘南19村松が廣瀬のシューズが脱げるくらいのファールをPA内で犯してしまいPK。家本主審の判定は警告。このPKを10島田が決めて再び2-2と同点に。

全体的に鳥栖がサイドを使って押し気味に試合を進める。湘南は3トップが鋭い突破を見せるがチャンスそのものの数が少ない。

Img_1623

(後半もノザーさん。)

 

 

後半に入って63分、湘南反町監督が先に動く。FW11阿部を9トゥットに替える。これで中央にトゥット、左にアジエル、右に田原という形に3トップを変更。左右は流動的に動くので、相手DFには捕らえずらいかもしれない。

65分、湘南9トゥットのミドルシュート。鳥栖21室が一旦は弾くも、弾いた方向が悪く湘南34田原が詰めていてこれを押し込み2-3と再び湘南がリード。

Img_1648

(湘南3点目に喜ぶ選手達。ミドルを撃ったトゥットに祝福。)

 

 

Img_1657

(トゥットもカラダを張る。) 

 

しかし鳥栖は諦めない。73分には5分前に入ったばかりの18野崎が右クロスを押し込んで3-3の同点にする。これで鳥栖はノってきた。78分に右サイドから13日高がドリブルで侵入、PAに差し掛かる辺りで左足のシュート。これがゴール左隅に突き刺さって4-3と再逆転。

さらに83分にも鳥栖18野崎が超ロングシュートを枠に放つも、湘南GK32野澤がファインセーブで凌ぐ。

Img_1668

(こちらは鳥栖GK21室。着地に失敗し、腰を強打。ゴールキックをDFに替わって貰って遅延行為を取られる、というのはキツすぎませんか?>家本主審?)

 

結局鳥栖が乱戦を凌ぎきって、4-3で勝利。雨で少し冷えた空気を試合そのものの熱で暖めることに成功。5連勝の湘南に土をつけることに成功。

一方の湘南も破れはしたが3得点。堅守の湘南が4失点というのも意外な気もするが、鳥栖の右サイド13日高とCB4内間の活躍があっては仕方ないか。

Img_1671

 

 

諦めない者に勝利の女神は微笑む、という至極当然のことながら、こういった場面で改めて見せられるとは思いも寄らなかった。その偶然に驚き、感謝したい。もちろん湘南が諦めていたという訳ではないのは言うまでもない。こういった熱い好試合が続くことを願いながら、鳥栖を後にし、熊本に向かって普通列車を乗り継ぎ続けた。