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![宗次ホールへの道にて 2016/07/05](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/b6/e203ff32e103de4afa0a81357d4916ca.jpg)
後半の二部、最初のプログラムは、カーター作曲のバリオラージュ。
カーターと云う人は、104歳まで生きた人で、この曲は1992年に84歳の時に作曲された曲らしい。梨乃さんは、104歳まで生きた人だから、晩年の作だと言えるかどうか???なんて言っておられたが。
調性が無いのだそうだ。いわゆる現代音楽?リズムも不明・・。こんな音楽良く演奏できるなぁって感心してしまった。聴いていると、光り輝いてきらびやかで、何故だか無の世界に入って行けそう・・・。えっ、寝てしまった?
最後の曲は、ルニエ作曲のエドガー・アラン・ポーの「告げ口心臓」による幻想的バラード。
「告げ口心臓」という小説をイメージして曲にしたものらしい。
主人を殺し、床下に隠した召使。警察がやってきた。ドクドクドクと心臓の鼓動が響いてくる・・・
警官たちには聞こえないようだ。床下に埋めた主人の遺体からだろうか?
召使は狂いそうになって、自白する。
前から4列目の席で、梨乃さんの指を見ていた。綺麗で軽やかに動く指。
心臓のドンドンという音は、手のひら全体を使って弦を叩いているようにも見えた。
きっと指先は、かたい豆が出来ていて、ごわごわなんだろうなぁ~、って余分な心配!
アンコールは、ドビッシーの「月の光」
最近、寺井尚子さん演奏の「月の光」をiTunesでダウンロードして聴いているけど?
やはり、梨乃さんの「月の光」は本物って気がするね。ジャズじゃない(笑)
癒されます。
家に帰るまで、雨は降らなかったよ。暑かった!