![愛知図書館 2012/06/17 061701](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/4f/3c9506367a6033f1a629393469ec3e4c.jpg)
先日、NHKのテレビの歴史秘話ヒストリアで、「戦国女BOSSがゆく~ツンデレ城主・ぎん千代&戦う女たち~」なんてやっていた。
この小説は、その夫、立花宗茂の物語。
小説の前半は、養父、立花道雪と父親の紹運の話。主筋の大友宗麟に義を尽くす生き方を描き、後半は、その生き方をを受け継いでいく宗茂の話。宗茂は、武将としての才覚を発揮し、武功を立てていく。
妻となった誾(ぎん)千代姫は、NHKテレビでは、自分を女城主と思う”ツン”とした姫様だが、時折は”デレ”っと優しい姫様になったと描かれていたが、結局”ツン”が目立ち過ぎ、夫とは上手くやっていけない。
文禄の役、慶長の役での宗茂の戦いが圧巻。
関ヶ原では西軍にみかたし敗れ、牢人となってしまうが、人柄を認められ徳川の大名に返り咲く。
義に生きようとする武士の生きざま。妻、誾千代姫との確執。
誾千代姫との事をもっと描いておけば、私好みの娯楽時代小説になったかも知れない。
でも、この小説は、面白さを後回しとし、史料に基くように心がけて描かれたようだ。
史料の基づき淡々と描く事により、宗茂という人の真実をあぶり出そうとしたのだろうか?
歴史は面白い!
私のお気に入り度 : ★★★★☆
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