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![2020/04/11 庭に咲いた霧島ツツジ](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/33/8eba929f3c7b2a0fa736ddfe39b2684b.jpg)
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妻は雨の中、散歩に出かけました。帰りに食料の買い出しを・・とも云っていたので、使命感の違いですかね
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テレビを見ていても、先の見えないコロナウイルスの話ばかりです。眼耳口を塞いで堪えるしかない。
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2階の息子と妻が使っている本箱を眺めていたら、こんな本が在りました! 多分、昔に私が買った本。違うかな?
ジャック・ロンドン 著 『白い牙(White Fang)』 新潮文庫
![2020/04/13 白い牙](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/24/0554e18ff62a3aaf43682ed78b920fdc.jpg)
洞穴で生まれますが、初めて洞穴から出た時の驚きや苦難。すぐ狩猟を覚え、野生のオオカミとして成長していきます。しかし、母オオカミは、犬とオオカミの間に生まれていたので、人との接触に懐かしみを覚えていました。子オオカミは、母オオカミと共に人の世界に入って行きます。
まるで、見て来たかのようにオオカミの感情や世界が描かれていますね。作者は、余程犬や動物が好きだったのでしょう。
子オオカミは、人の世界でWhiteFangと名付けられます。インデアンのキャンプでは、棒で打たれるにより躾けられます。キャンプ地での、犬達との戦いや、人に棒打される中で、猜疑心が育ち、強く狂暴に成長していきます。母オオカミとの別れ、橇犬としての生活。
五歳になろうとする頃、WhiteFangの狡猾さと獰猛さを見込んだ白人に売り渡されてしまいます。見世物にされ、闘犬とされます。いよいよ心は曲がって行きます。
しかし、親切な白人が救います。WhiteFangは、初めて愛情に触れ変わって行きます。主人についてカルフォルニアに行き、主人の家族たちと幸せな生活を送ります。獰猛なオオカミが人の愛情により、確かな犬に変わって行く物語でした。
ジャック・ロンドンは、この逆の話、飼い犬が野生に戻って行く『野生の呼び声』という本も書いているようです。ひょっとしたら、これも昔読んだ事が有るかも・・
この小説のお気に入り度:★★★☆☆