Runrun日記

最近読んだ本ー太公望

宮城谷昌光 著 「太公望 中・下」 文春文庫

今から3千年も昔の中国の話。
殷(商)では、人を贄として天に捧げていた。異民族を狩って奴隷にしたり、贄として殺していた。政治は民の為にするのではなく、天を喜ばすためにする? 天を喜ばすためには、人を焼いて贄とする?

一族を商王・受によって滅ぼされた、羌族生き残りの子供たちの復讐の物語。
子供たちの長・望は、子供たちを助け、次第に大きな力を得、周王を助けて商を討ち滅ぼす。

これは、少年を主人公としたアニメにすると面白そう(笑)
魔王・受と戦う太公望! 少年たちには次から次へと困難に遭遇する。長大な歴史ロマン。
一度、離ればなれになった少年たちが、また集まり、望を支えて行く所が、なんとなく少年アニメ(笑)

ま、小説だから、事実とはずいぶん違うだろうけれど、所詮確かな事実はわからない。
作者は、ずいぶん古事を調べているようなので、大まかにはこんなことがあったのだろう。

太公望は、川に釣り糸を垂れて、周王を釣ったとか?
『六韜(りくとう)』という兵法書があるらしい。太公望が、周の王に兵学を指南するかたちで書かれているとか。

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