Runrun日記

~ わがままを控えて一日全う、ひび楽し ~ 団塊世代の独り言
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最近読んだ本ー謎の修道僧

2017年06月15日 | 本と雑誌


デュマ 著作 「ダルタニヤン物語4 謎の修道僧」 復刊ドットコム

17世紀と云うと、日本では江戸時代に入った所、中国では明が滅びて清へと変わった時代。その頃、ヨーロッパでは?

1642年、イギリスではピューリタン革命が起き、1649年1月、チャールズ1世が処刑され共和政となった。フランスでは永い三十年戦争の中、1648年8月、コンデ公率いるフランス軍がスペイン軍と戦っていた(ランスの戦い)。同じく8月、三十年戦争のため重税を課せられた市民や、絶対王権のため既得権を奪われそうになった貴族たちが反乱を起こし、パリを包囲した(フロンドの乱)

この物語は、フロンドの乱の顛末を語ると思いきや、ランスの戦いで初陣を飾るべくコンデ公の元に向かったヴラジュロンヌ子爵の話から始まる。そこでミレディーの息子モードントが登場し、ミレディを私刑で処刑したダルタニアン達への復讐を誓う。
チャールズ1世の妃や娘が登場したりして、歴史の分からない私は、こりゃなんだ????

歴史とは、古代から王族・貴族と民衆との、権力闘争の繰り返し。王は、王権神授説を唱え民を顧みず、貴族たちは自分たちの利益ばかりを考え民を顧みず。それへの反発が、ピューリタン革命やフロンドの乱だったのだろう。

アトスとアラミスは、チャールズ1世の王妃アンリエットの依頼で、チャールズ王を救出するべくイギリスに向かう。フランスでは、フロンドの乱が激しくなり、パリの市街はフロンド派に制圧されてしまった。ダルタニヤンとポルトスは、太后アンヌと枢機官マザランを王宮から脱出させる。臆病でけちん坊だが、狡猾なマザラン。気高く、市民は王の言いなりになっていればいいと思っている太后。
マザランは、ピューリタン革命の指導者クロムウェルへの返書を持たせて、ダルタニヤンとポルトスをイギリスに向かわせる・・・。

イギリスでは、イングランドとスコットランドの国境あたりで、チャールズ1世とアトス、ポルトスはピューリタン側に捕まってしまう。ダルタニヤンとポルトスは、捕虜となったアトスとポルトスを救い出そうとするが・・・・。
やだね、復讐の鬼となった、ミレディーの息子モードント!

歴史を追ってみると・・・。私には、よく分からん!
イギリスのピューリタン革命は、ピューリタン側が勝利し、王政⇒共和政に移行した。しかし、指導者クロムウェル自身が独裁政治を行うようになって民心が離れ、その死後は王政復古となったようだ。
フランスのフロンドの乱は、最終的には、王側が勝利し、ルイ14世による絶対王権がなったようだ。

同時期に起こっていたこの事件を、うまくミックスしてこの小説を描いた?

中世封建社会から近代市民社会への移行という大きな変化が始まっていたこの時期を、19世紀の作者はどのように評価していたのだろうか?

この小説のお気に入り度 ★★★★☆
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