のーざんぷらんつ

庭のこと、ばらのこと、植物全般

自然の恵みと引き換えに

2015-09-12 | 2015年夏



お隣の荒地のヤブガラシとミントの花にスズメバチやらアシナガバチやら沢山いて、
さすがに身の危険を感じたので、大家さんにお願いしてようやく草を刈ってもらいました。

これで安心して庭仕事ができる。と
かぼちゃやゴーヤなどの整理をし、
伸び放題の桑の枝を剪定していたら、
あれ?まだいるスズメバチ・・・
ここにも?

飛んでいる蜂を目で追うと、
真上の屋根の上に消えていきます。

もしかして・・・?


建物から離れて、屋根の上が見えるところに出てみると、

ぶ~んと飛んできた蜂があるところに入っていく。
そこから出てくる蜂がまた、ぶ~んと飛んでいく。
常に数匹の蜂が出入りしていました~ ><

もうこれは絶対にスズメバチの巣です!!


問い合わせたばかりの不動産屋にもう一度連絡して
早速業者さんが見に来てくれました。


どうやら、黄色スズメバチ?が軒下の隙間から出入りして
壁の中に巣を作っているようです。

「大きさは?」
「う~ん、大きいかも知れないですね。これからの時期、
行動範囲が大きくなって、警戒範囲も広がるので
ちょっとしたことで攻撃モードになるかも知れない」と。

もちろん、すぐに駆除の準備にかかっていただきました!

イチジク、柿、ヤブガラシ、ミント、病気がちで虫が沢山ついている果樹・・・
エサが沢山あるわけですから、この家に巣を作る心理もわかります。

駆除作業はどうなることやら。
初めての経験でちょっと怖いです(泣)

今年の梅干し

2015-09-11 | 2015年夏

今年は変な天気ですね。
8月下旬からずっと雨。
そして、昨日と今日の川の決壊。
ヘリコプターの必死の救出。濁流にのみ込まれた町。
まるで東日本大震災を見ているようで心が痛みます。
あの辺りは学生の頃の帰省ルートでよく車で通った所でした。


今もまだ救助を待っている方がいらっしゃるでしょうし、
家も車も流された方のこれからのご苦労を思うと、胸が詰まります。

こうして無事に過ごせる日々に感謝し、
被災された方々にも平穏な日々が一刻も早く戻ってくれることをお祈りいたします。


さて、今日は何週間ぶりかに太陽が出ました!
布団を干し、庭を見て回り、私も久しぶりにエネルギーが充電された思いです。





塩漬けをしていた梅を干したのが、確か梅雨明け宣言が出た7月下旬。




大ざる2枚と小ざる3枚分の梅を三日三晩干しました。




出来上がり。
去年作ったものが、最初は塩辛かったのですが、半年経ったころから
まろやかに変化してきたので、作った半分は、このまま保存して
しばらく寝かせてから頂くつもりです。


今年は、もう半分の梅干しでシソの漬けに挑戦してみました。
もう一度、瓶に戻し、赤シソとともに1か月漬け込みます。


そしてできたのがこちら。



一粒頂いてみたら、なんとも美味しいこと!!





白いご飯に、おにぎりに、お茶漬けに、と大活躍です。
今年は、自家製の梅干しが上手く作れて嬉しいです!!

秋めいてきました

2015-09-03 | 2015年夏


千咲実生

今年の梅雨は空梅雨で雨の日がほとんどなかったのですが、
ここ最近の秋雨は毎日よく降ってくれます。

あんなに沢山鳴いていたセミが激減しました。
最初の頃は、ニイニイゼミが鳴き、真夏はび~んと響きのある声、
クマゼミやアブラゼミ?の大合唱。
最近になってツクツクボウシが鳴いています。

小さい頃によく聞いていたミンミンゼミは、なぜだか数回しかきけず、
この辺りにはあまりいないようです。


今日は久々に庭に出られました。




トラノオのピンクが色鮮やかに咲いてきました。




ヤブランにも気づけば花が咲いている~




ああ、こちらホトトギスも開花し始めています。
夏休みボケしている間に、着実に秋の準備が行われていたのですね!




家の北側に植わっているイチジクが沢山熟して来て、
毎朝、鳥が来て起こされています。




鳥がつついたところは、こうして蜂も~ ><

せっかくだから、私も取ってみようと、きれいなものを5つほど
収穫してボールに入れていたら、どこからともなく熊蜂が現れ、追いかけられました。
慌てて、家の南側にぐる~っと周ってみたものの、どこまでも追ってくる~
そんなにいい匂いがするのか、よっぽど私が不審者だったのでしょう。

蜂からみればどろぼうだったのですね。
貴重な食料をごめんなさいという気持ちになってしまいました^^




ロサ・ラクサという名札がついていたバラは、やっぱりカニナですね。
ローズヒップが立派です!


畑の横には、空地があり、雑草がすごいことになってます。
なぜだか、畑に隣接するようにミントが繁殖し、
ヤブガラシもすごいことに。
その花にアシナガバチとスズメバチが群がっているので、
オクラやししとうの収穫も緊張します。

完全防備の姿で臨んでいますが、びゅ~んと飛んできたスズメバチが
私の腕に衝突してきました。
もうこの時期、肌を出してはおけません。




坊ちゃんかぼちゃのつるがその空地に向かって伸びてしまい、
木に絡まったかぼちゃの収穫ができないです(泣)




すぐ横には、イが栗もいい感じに膨らんでもうすぐ収穫できそうです。




地上に目をやると、サツマイモの黒マルチの間から立派な白いキノコがはえてました~




ここにもあります~

雑草、蜂、(毒)キノコ、コオロギ、カマキリ、アブ、カメムシ・・・・
我が家の畑の生態系は非常に豊ですね(汗)

暑さ一段落

2015-08-27 | 2015年夏



台風が過ぎ去り、セミの声が少なくなり、
代わりに夜の虫たちの声がにぎやかな季節になりました。

もう少し涼しくなるかなと思っていましたが、日中はまだ30℃
相変わらず蒸し蒸ししていますが、一時期に比べ、大分穏やかになった感じがします。




団十郎のアサガオは今年は鉢植えと地植えで楽しんでいます。




ペインテッド・セージを楽しもうと、いくつか種から育てて地植えにしていましたが、
雑草にいつの間にか覆われてしまってました。

庭はいつもアシナガバチやスズメバチが来ているので
私も入ってくのをためらうようになり、猫じゃらし、セイタカアワダチソウなどが
背丈ほどに育ち、大変なことになってました。

先日、大家さんがシルバーさんの草取りを頼んでくれて、
雑草まみれの庭が見違えるようにきれいになりましたが、
同時にペインテッドセージの苗もどこかに消えてしまい・・・

まあ、仕方ないか。あれだけ雑草が生えていたのだし^^;
ちなみに、45Lの袋が35個も出ました!!
恐るべし、繁殖力です。

ごみの日にステーションまで運ぶのが大変でした~><

雑草に埋もれていたバラも発掘です^^;




そんな中、畑の白菜と大根だけは準備をしています。
去年は種まきが遅れてしまった白菜。
お盆過ぎに芽出ししておき、先日畑に植えました。

虫で穴だらけになるので今年は不織布のトンネルをかけています。
大分違いますね。葉がきれいです。

大根は9月に入ってから種まきするといいと聞き、畝だけ準備しました。

9月に入ってから食べられるように枝豆の苗をいくつか植えていますが、
枝豆ってカメムシがつくとだめなのですね。
早生は、実が育たず、しかも苦くて食べられたものじゃありませんでした。

オクラもカメムシがつくし、取っても取っても次の日には来ていて、
イタチごっこが続いています。

枝豆、無事に食べられるといいな~




今頃、ローズマリーの花が咲いています!


金沢・能登

2015-08-17 | 2015年夏



お盆休みは、実家に帰ることもなく近場で旅行をしようと思い、
京都を計画していましたが、どうしても宿が取れず、
手前の金沢になりました。

北陸新幹線効果でにぎわう金沢駅のおもてなしドーム
加賀宝生の鼓をイメージした2脚の立派な柱が印象的でした。

中は、石川県のお土産が沢山^^
見ているだけで時間を忘れます。

定番のコースですが、東茶屋街と金沢城、兼六園に行ってきました。



黄金の蔵

金箔張の蔵がありました~
うすい金箔を2万枚張ってあるそうです~
しかも、この金箔は、強度を上げるためにプラチナを混ぜてあるとか!
見ているだけでご利益もらえそうです。




そんな金箔を我が家は何枚も買えないので、
お菓子になったものを頂きました。

暑い日の甘いものは美味しいですね。





金沢城は、2年前に復元されたという五十間長屋という立派な建物が出迎えてくれました。
伝統工法に従い、釘などは一切使わず、材木を組んで組み立てています。
その仕組みが小さな積み木で再現できるようになっていて、
子供も種明かしに興味を持っていました。




柱はヒノキ、杉などの軽い材は屋根の方に使うという、木の種類によっても
使う所が異なるそうです。

木の香りに包まれた気持ちのいい空間でした。




向いが兼六園になっています。
金沢城と同じく、少し小高いところにあって、
市内がよく見通せます。




中心には大きな池があり、その水が周りの低いところへ流れ、
小さな滝を作り、これまた見事な景色が計画的に作られているのですが、
不思議なのは、この池の水はどこから来るのか・・・?

周囲に山などありません。

帰ってから調べてみたら、犀川から兼六園専用の用水を引いて
水を取り入れているのだとか。
しかも、お隣金沢城のお堀の水などは、ここの兼六園の池の水を利用し、
二ノ丸の少し小高い所にあるお堀の水をはじめ、サイフォンの原理を取り入れて
兼六園の池の水圧を使って引き入れているそうです。
この原理を考え、作ったのは板屋兵四郎という天才技術者のようでした。

しかも、この用水路は日本3大用水の一つで辰巳用水という名前がついてました。

詳しくお知りになりたい方はこちらをどうぞ(外部リンク)

こういうの好きです~
次は、辰巳用水をたどる旅もいいですね。

金沢を後に、能登半島を北上しました。




千里浜なぎさドライブウエイ(砂浜の上を車で通れる道)を北上し、
能登金剛などの景観地に立ち寄りながら輪島を抜けて、奥能登へ




朝ドラの元治さんで有名になった能登の塩田がありました。




この桶はテレビと同じだ~
ご自由に体験どうぞと書いてあり、早速塩水をまいてみましたが、
一か所にまかれてしまい、なかなか難しい~




この時期、本当に作業されてます。


海水はポンプでくみ上げられ、ホースを使ってまかれていましたが、
均一になるように広げ、乾燥させる作業は手作業です。




また、塩を煮詰める作業はこの大釜で。

ここで結晶化したものを、



こちらの箱で濾すらしいです。竹の上には塩が。竹の下の部分には、
最後の水分、「にがり」がたまるようになっているのだそうです。
一口なめてみたら、なるほど苦い~><

昔の人は豆乳に「にがり」を入れると固まることをどうして知ったのでしょう?




昔は、海水を煮詰めて塩を作る作業は日常にあったのかな。
「にがり」の正体を初めて知った自分ですが、
昔の人は日常にあったのかな?などとこれまた空想が広がります。

「まれ」効果で、手作りの塩は一家族一パックのみに限られての販売でしたが、
こんなに手が込んで作られた塩がまずいわけないですよね。
早速、お土産になりました。




近くには美しい千枚田がありました。

保全するためにオーナー制度があるようです。
こんな美しい所に自分だけの田んぼ、持ってみるのもいいかもしれませんね。

とても魅力的な石川県でした。