笑うかどには福きたる

日常生活で見たこと、聞いたこと、感じたことを牧歌的にのんびりと書いています。

加古川駅の「ピアノ撤去(騒動)」について思うこと

2023年04月27日 11時47分24秒 | 日々雑記
この記事を見た時、同時に、ふと思い浮かんだ言葉

カエサル:「多くの人は、見たいと欲する現実しか見ていない(人間は望むことを喜んで信じる)」
前田敦子:「私のことは嫌いでも、AKB48のことは嫌いにならないでください」

兵庫県加古川駅に設置してある「駅ピアノ」、利用者のルールを無視した状況がひどいため、かつ「音がうるさい」などの苦情が寄せられたため、ピアノを撤去することにしたというニュースが、なぜか「ストリートピアノいらない」に発展しているようです。
記事掲載とほぼ同じくして、ピアノ系YouTuberよみぃさんが自身のチャンネルで自分の意見を述べたこともあり、ここぞとばかりに彼の「アンチ」が動いた、って感じの発言も多く伺えます。

ところで、加古川駅。なんで駅にピアノを設置しようとしたんでしょう?
近隣の駅でもやってるし、動画見るとなんだか人も集まるみたいだし、加古川駅の知名度アップにもつながるし、、、、なんて「一方的な考え」があってのことでしょうか?
「回転寿司で醤油ビンを舐めちゃうような連中は、ピアノなんか弾かないだろうし」なんて、考えたんでしょうか?

私が普段利用する地元の駅でも昨年あたりから駅ピアノが置かれるようになりました。ただそれは構内の正式イベント(期間限定)として管理する団体があり、設置期間中に弾きたい人の予約をとって運営しているようです。理由はピアノの保全とルールを守る利用者に限定したいからだと想像します。そしてそれらは、観客により良い"ピアノ体験"をして欲しい(提供したい)」という気持ちがあってのことだと私は考えています。
ピアノ体験とは、弾く側、聞く側、両方にです。

醤油ビンであろうと、ピアノであろうと、身勝手な行いでそれらを手にする人は必ずいます。「整った環境が気に食わない」で、「ちょっと困らせてみるか」と、物事を攻撃する人たちは残念ながらいるのです。同じ気分でルールやマナーを無視する利用者も。
彼らにそれをさせない方法は、ただひとつ。「誰かが見ていると"強く意識させる"こと」。
回転寿司の醤油ビンも、加古川の駅ピアノも、誰も責任を持って「見ていなかった」のだろうと、私は思っています。これは運営側の危機意識の無さと怠慢に他なりません。

「ストリートピアノいらない」の意見については、海外のストリートピアノのような文化は日本にないから、こんなことがおきる、と、他人事のように書いている評論家もいるようですが、(私はNHKの「駅ピアノ」しか存じませんが)「じゃ、今から"そんな文化"のある場所にしていこう、こんなのはどうかな?」って気持ちにならないんでしょうかね。少なくとも、よみいさんは"提案"していますよ。

ストリートピアノは、聞きたくなければ通り過ぎればいいだけ。「音がうるさい」とい意見もあったそうですが、「アナタ、駅に住んでるんですか?」と私は問いたい(-"-)
この件で、よみぃさんを始め、ピアノ系YouTuberの活動に心理的圧力がかからないことを心から願っています。

あー、言ったった<`~´>

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