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主に自転車のこと

2007年日本縦断の旅 東北編

2013-01-13 | 日記
9日目(6/25 月)

5時に目覚め外は、快晴。

出発して、すぐサンクで朝御飯を買って食べる。 補給食に、大きななパンを二つ買う。

7号線から県道210に入り鳥海山を目指す。

事前に勾配も緩いとリサーチしてたので軽い気持ちで上るが、調子がかなり悪いと感じた。

看板は勾配10%の表示がずっと続く

息が乱れきつく、日陰を走るが、騙しも効かなくなり蛇行する。

山から流れてくる、水がおいしく休憩を何度かするが調子は上向かない。

最悪に格好悪い走りをしてると、わかったが、押して歩くのだけは、プライドが許さなかた。

朝、買ったパンを食べたら元気が出るかもと思い食べると
急に睡魔に襲われ、昨日に続き5分気絶してた。

1km進むのに10分かかるといった状況を繰返し県境越え秋田に入り、やっと展望台に着いた。

上から臨む景色は素晴らしく、一直線の海岸線と山側の豪快な断崖の風景には圧倒された。

自分の不甲斐ない走りに腹が立ってたので、人に自転車で来た事を褒められたが複雑だった。

これも、試練でいい経験をしたと自分を納得させ下る事にした。

反対の勾配も、きつそう… 鳥海山は一筋縄では、いかないコースだ。

途中、2度目のパンクにも会い象潟の町に着き、小料理屋に入ってみる。

地元の魚を使ったおいしい定食を頂いた。

お店を出て40分くらいで回転寿司屋に吸い込まれ、メバルとか珍しいネタを食べる。

八幡平に行きたい為、北上の最短ルートから内陸の107号に進み横手を目指す。

調子は、上がり横手市を通過して「道の駅さんない」まで一気に走破
遠くに鳥海山を見ながら日が暮れていった。

ゆだ高原を過ぎ宿を探すが見つからず、錦秋湖沿いの真っ暗い道を進み、錦秋湖SAに着いた。

SAにお風呂とキャンプ場があると言う、不思議な所だった。

酒田(6:30)ーにかほ(13:00/60Km)ー横手(17:00/135Km)―                                   錦秋湖(20:30/166Km))


10日目(6/26 火曜)


5時に目覚めると雨が降ってた。

テントで1日ゆっくりするのもいいかも!
と考えてたが雲の切れ間から青空が見え「雨は止む!」と判断して出発した。

盛岡までの50Kmの県道1号線の道のりは、変わらない風景の田舎道だった。

しばらく走ると広大な牧草地帯、有名な小岩井農場に着いた。

ここで牧場バイキングを食べ動けなくなり芝生で30分寝た。

走り出しても、苦しくて食べ過ぎを後悔してた。

282号線を進み八幡平に向け上り始めるが
トルクが全くかからず蛇行する走りが、昨日の再現みたいに思えた。

汗の匂いで寄って来るのか小さな蜂がまとわり付き刺しまくるので腹が立った。

豪雪地特有のシェルターが続き中は、蒸し風呂と化して追い討ちをかける。

39×26のファイルローが今の脚力じゃ踏めなかった。

ローリングしながらアスピーラインを上ると、段々ガスが濃くなり寒くもなる。

夕日が霧に差し込んで幻想的な中、尾根を突き進み下りに入る。

予定の後生掛キャンプ場に着くがサイトはなく、ただの湿地帯だった。

下の国道まで出て少し進むと「自炊宿」の看板を見て谷底の様な道を下ると鈍川温泉があった。

個室で2800円なので、ここに泊まる事にした。

オンドルの床は、ポカポカで蒸されてる様だった。

錦秋湖(7:10)ー小岩井(11:10/72Km)―八幡平(18:30/132Km)ー               鈍川温泉(19:50/158Km)



11日目(6/26 水曜)


オンドル効果で体が暖まり気持ち良く目覚めた。 ゆったり朝風呂して考える。

この2日間の山道での情けない走りに「もう山岳コースは無理だ…
ルートは平坦基調にして青森市に入ろう。

夏の日差を感じさせる天気でした。

脚は、意外に回り鹿角市からの分岐で103号の山ルートに自然と体が向かいました。

山の方が風景もいいし、当たって砕けろと思い進んだ。

9%10%の勾配はギリギリとこなせ走れた。

この道は樹林の中を走る爽快ロードにすれ違うライダーからのピースサインと
思い出に残る道になった。

最後の13%の坂は、こたえたが下りで寄って見た展望台から臨む

十和田湖の濃いブルーには魅せられた。この感じは、摩周湖に似てるなと思った。

名物きりたんぽを食べ地元の人おすすめスポットを回り奥入瀬渓流に向かいます。

「なんなんだ、この道は?」異次元の世界に迷い込んだ印象でした

狭い道を観光バスやハイカーが行き交いますが

この景色の素晴らしさは、歩いてみないと、わからないし

保護の為、車両規制かけてもいいと思えました。

この10km道を、ゆっくりゆっくり進み八甲田山に向かいます。

上りでしたが緑のトンネルが日差しを遮り快適でした。

千人風呂の酸ヶ湯温泉に行きたかったが時間もないので

田代平に進み広大な高原と八甲田山を見ながら日が暮れて行きました。

日も落ち掛け、雪中軍が行進する霊が出る有名なスポットに寄ると不気味でした。

寒気を感じモヤヒルズ・キャンプ場へと急ぎます。

日本一?と思う程の広いキャンプ場で管理棟への移動は自転車があって良かったです。

遠くに青森市の夜景を見て今日見た素晴らしい景色を思いリンゴジュースで晩酌して寝ました。

鈍川温泉(8:40)―十和田湖(13:00/70Km)ー田代平(17:30/125Km)ー
雲谷ヒルズ(19:00/137Km)



12日目(6/27 金曜)


今日中に北海道入りするぞ!と気合いを入れて出発した。

青森市から野辺地を結ぶ国道を進むが車が多く大型トラックに注意しながらの走行が続いた。

むつ・はまなすラインは左手に陸奥湾を見ながらのロングストレートだった。

横浜町で車が追い抜きざまクラクションを鳴らすので見ると北九州ナンバーだった?
「知ってる人?BGジャージだから?」

真相が知りたく先の道の駅で車を探すと停まってた。

話かけると朽網の人でチャリダーに対して単にクラクションで応援する人だった。
(この人とは、その後、たまたま曽根で再会した。)

陸奥市に入り、まさかりプラザでホタテ料理の味噌貝焼定食を食べたが最高においしかった。

フェリーの時間に遅れると急ぐがペースが上がらない

少し休憩を取ったら吉と出て、それから先は快調に進みぐんぐん大間に近づいた。

海の向こうに北海道も見え「大間・大間」と心でつぶやき
ついに本州最北の地、大間崎に辿り着いた。

この勇姿をライブカメラにリアルに写ってるか九州で確認してもらった。

余韻に浸りたいがフェリーの時間が気になり、また走り出すがパンクしてしまう。

早業で修理してターミナルへ急ぎ、なんとか間に合い本州を後にした。

大間から函館は、あっという間だった。

函館に着いてすぐ夜景を見に行くが、あまりの人の多さに嫌気が… でも夜景は、きれいだった。

「たつみ食堂」で塩ラーメンにジャンボ鶏を食べた。

今日は街なんでサウナに泊まる事にした。

サウナで見慣れたNHKのお天気お姉さんをテレビで見て、知り合いに会った気分で癒された。

雲谷ヒルズ(6:15)ー横浜町(10:00/70Km)ーむつ(12:00/100Km)―              大間崎(15:00/151Km)ー函館(21:00/167Km)

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