robihei日記(将棋とか、GOLFとか、徒然に)

将棋ファン暦30余年、10年程前のNスペ「対決」を観て将棋ファン熱が更に高じ、以来ずっと棋界ウォッチャーに

名人戦開幕

2007-04-12 09:45:54 | 将棋な私
山口県長門市で開幕した名人戦森内-郷田戦。振り駒で先手番になった郷田が相穴熊の押したり引いたりの戦いを制して先勝。

両者の対局ではここのところ森内が6連勝していたとのことなので、郷田としてはほっとしたことだろう。

一部報道されたのですが、初日の午後にちょっとした事件があった。細かくは書きませんがちょっと膨らまして言うと(森内)「扇子の音がうるさい」(郷田)「ワザとじゃないんですが、何か?」みたいなやりとりで30分立会人を入れて中断したという話。

両者ともトップ棋士であり、当然節度をもったやりとりだったのだが、勝負師ならではの駆け引きだったり譲らない部分だったりがあって面白い。奇人変人の類ではないものの、2人とも「他人には理解しがたいようなコダワリとか特別な感覚を持つ」という側面がある。

昔から将棋指しはこの手のささいなことでよく揉め事を起こす。最たるものは陣屋事件というはるか昔の出来事が有名。

同格の最高棋戦のもう一つ、竜王戦と違って名人戦は4-6月をフルフル使って2週間おきに対局が組まれるパターンが多い。次の対局までの2週間、すこし首を長くしながら待ちたい。羽生ファンとしては森内永世を阻止するためにも郷田頑張れと祈りながら。