里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

セツブンソウ開花

2010年02月05日 | 庭の山野草
節分の日が近くなると咲き始める“セツブンソウ”だが、1月末に地表面に姿を見せた時
には既に蕾をつけているので驚いてしまう!

5月に地上部が枯れて夏には休眠するが、10月頃から発根して活動を再開し、4ヶ月も
かかって地表に顔を見せる訳だから、経過時間だけを見ると地中で蕾をつけるほどに生
長していたとしても不思議ではない。 しかし、この厳寒期にここ迄生長するとは驚きだ!
土中の発根・発芽(11月6日)地表面に発芽(1月27日)

かくて、我が家の南側の日当たりの良すぎる場所でも健気に咲いてくれている! 
花言葉には、清涼・微笑み・光輝・拒絶・人間嫌いというのがあるそうだが、厳寒期に生
きる様をどの様に捉えるかで、これほどに逆の印象を与えるのも面白い!



恵方巻き

2010年02月04日 | その他
家内が“恵方巻き”を買って来た。
「節分に食べると縁起が良い」として、近畿地方を中心に広まっている風習で、節分の夜
にその年の恵方に向かって目を閉じて一言も喋らず、願い事を思い浮かべながら食べる
太い巻き寿司だ。色々な謂れはあるらしいが、要は寿司屋に乗せられているという事だ!

太~い巻き寿司を、黙って1本丸かじりに食べる様はどう見ても異常としか思えないが、恐
ろしい山の神を目の前においては逆らえない! 西南西に向かって黙々と食べたが果たし
てご利益があるかしら?

恵方
陰陽道に基づくその年の最も良い方角で、その方角に歳徳神がいるとされる。

(以下、Wikipediaから引用)
歳徳神、としとくじん
方位神の一つで、その年の福徳を司る吉神の姫神。
「牛頭天王の后で、八将神の母の頗梨采女(はりさいじょ)である」
「又、牛頭天王が須佐之男尊と習合した事から、その妃の櫛稲田姫である」
などの説がある。

牛頭天王、ごずてんのう
祇園精舎の守護神ともされる仏教由来の神で、日本では疫病を流行らせる神として畏怖さ
れると共に神道の素戔嗚尊と習合し、神仏分離令まで祇園社の祭神として祀られた。

頗梨采女、はりさいじょ
南海の沙竭羅竜宮城に住み、金毘羅女と婦命女の2人の姉がおり、竜王の3女。
牛頭天皇の后とされる神で、日本では牛頭天王の后である事から、素戔嗚尊の后である
奇稲田姫とも同一視された。
元々頗梨采女は、祇園社の本殿西御座に祀られていたが、明治以後の八坂神社では奇
稲田姫として東御座に祀られている。

祇園社
京都市東山区に鎮座する神社で神仏分離令で八坂神社に改められた。祭神は素戔鳴尊。
創祀については諸説があるが、いずれも疫神牛頭天王と深いつながりを持ち、除病の神と
して信仰を集めている。 八坂神社を総本社とする素戔嗚尊を祭神とする神社は、日本全
国に約2300社あるとされている。

猿以下?

2010年02月03日 | 動 物
泥酔・暴行で又もやお騒がせの“あの人”、相撲は強いがやたらとトラブルが多い。

今回は、初場所6日目を終えた16日早朝、路上に止めた車中で知人に暴行し、警官と
数台のパトカーが出動する騒動を起こしたという。  場所中の早朝に泥酔してだ!

その後、個人マネージャーが「暴行されたのは自分だ」と庇ったり、
本人が「酔っていて記憶がない、肩がぶつかったのかも?」と言い訳をしているそうだが、
その一方で「数千万円のお金を支払って示談にした」とも伝えられている。
親方といえば、もう半月も経つというのに調査らしい調査もせず、その間には居酒屋で
泥酔している様子をTVで放映されるという、相変わらずの有様だ!

ここに来て示談を成立させて強気になったのか、それとも自分がいなくなると相撲人気が
落ちるという事を逆手に取ってか、
「協会から解雇処分を受けた場合には、不当解雇で提訴も辞さない」と逆切れ状態らしい。

相撲協会も、まさか揉み消してしまうような事はないと思うが、理事選挙の経緯を見ている
と信用できそうにもない。
「反省だけなら猿でも出来る」というのに、反省はおろか誤魔化しや恫喝ばかりが横行する
ようでは、どうも相撲界は“猿以下”の社会としか思えない!?

家内と、
「数千万円くれるなら殴られても良いか?」        「うん!」
「その代わり鼻の骨が折れる1ヶ月の重症になるぞ!」 「それは嫌だ!」
と、空しい冗談を交わすしかない! 警察にもキッチリ落とし前をつけて欲しいものだ!


宮島の猿

2010年02月02日 | 動 物
1月30日の日経に、
「宮島の猿を全部捕獲して、日本モンキーセンター(愛知県犬山市)へ移送する」
と載っていた。

元は、宮島のロープウエーを運行する会社とモンキーセンターが、観光の目玉や研究目的
として、香川県小豆島から47匹を移したのが始まりだが、
今や百数十匹に増え、群れが里へ出て来て人や文化財に被害が及ぶ恐れが出て来た為
に、2013年までに全部引越しさせる事にしたのだそうだ。

そういえば、以前にロープウエーで弥山へ登った時に猿の集団に取り囲まれた事がある。
家内や子供を馬鹿にしていて、何か獲物を分捕ろうとして牙を剥いて迫って来るので、とて
も恐ろしい思いがした事を思い出した!

厳島神社の背後の山、弥山 と 宮島観光公式サイト

そういえば高梁市の臥牛山でも、一帯に住んでいた野生の猿を観光用に餌付けしたもの
の、期待したほど観光客がやって来ない為に、200頭余りを野に帰したところ、里へ下
りて悪戯をするので困っていると聞いた事がある。

いずれも人間の安易な考えが招いた災いだが、周囲の人間や猿にとっては迷惑な話だ!


鉈豆(ナタマメ)

2010年02月01日 | 野 菜
最近、新聞で鉈豆を用いた“健康茶”が頻繁に宣伝されているが、そういえば近所で栽培
しているのを以前に撮影した事を思い出した。 
鞘の大きさが“大人の腕”ほどもあったが、今度会った時にはあの怪物をどう退治したの
か聞いてみるとしよう!

(ナタマメの葉→実)10月27日撮影
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ナタマメ、鉈豆(マメ科ナタマメ属)別名:刀豆、帯刀
熱帯アジア原産のマメ科の多年草だが、日本では冬に枯れてしまうので1年草。日本へは
約400年前の江戸時代初期に清国から伝わった。

つる性で、葉は3小葉で互生する。 
花期は夏で、葉腋から花柄を伸ばし蝶の形をした白又は紅色花をつけ、やがて鞘の長さ
が30~50cmにもなる実をつける。 
種子は秋に稔るが紅色や白色の物があり、1粒の大きさは約3㎝で1鞘に8~16個詰
まっている。

ナタマメの内、白ナタマメは無毒だが、タカナタマメ、タチナタマメには毒が多いので、
それらについては加熱して毒を不活性化した後に食用や薬用として用いる。
若莢を煮たり、福神漬けや味噌漬けにして食べるほか、豆は健康茶や漢方薬として用いら
れ、免疫力の向上・化膿止め・蓄膿症や歯槽膿漏の改善に効能があるという。
(名前の由来)
莢の形が鉈や刀に似ている事から名付けられた。