里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

凋落一途

2010年02月07日 | その他
2/6の朝日新聞に、雑誌を読んだ感想を「凋落の一途、日本の生活事情」と題して、
大阪の読者が投稿していた。

雑誌の記事は、著名経済評論家が昨年11月に上海の繊維工場で聞かされた、
 「あっちは日本向けだから安物
 「これは中国で売るから中等」
 「そっちはアメリカ輸出用だから上等ですよ」 
という話だったらしい。

その読者は、“一瞬耳を疑いたくなるような話”として驚いたらしいが、
「考えてみれば、ここ10年近く所得は殆ど増えず、安い物を買う傾向が強くなるのは
 必然だし、
 値下げ競争が激しくなると、企業は利益を吐き出しても安売りしなければ売れない」
「(その結果、デフレスパイラルに陥り)衣食住の全ての面で日本人の生活レベルは
 凋落の一途を辿っている」
と考えると、中国人の「日本向けには安物」の言葉にも半ば納得せざるを得なっかった
という。

正しく同感だ! 
でかい企業はいい。 円高や貿易摩擦を避けて低賃金で働く労働者のいる国へ進出
すればいいのだから。 しかし、我々のような貧乏人の行く所は無い!
 
これからの世の中、生き残っていく為には、世界の競争に勝てる製品をつくって雇用を
確保するしかないと思うのだが、政治の世界は相変わらずお金の問題で大騒ぎをして
いるし、官僚も密かに巻き返しを図っているらしい。
ヤレヤレ、この先どうなる事やら。  政治家も官僚も凋落の一途を辿ってしまうのかと思
うと情けない!