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里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

ウスバサイシンの実生

2011年04月09日 | 山野草の繁殖
昨年5月に油木百彩館でウスバサイシンを購入した。
全国のやや湿った林内に自生する多年草で、葉が薄く、根が細くて味が辛い事から
薄葉細辛”と名づけられ、根茎を細辛という生薬(解熱、鎮痛)に用いるという。 
ウスバサイシン(全容)ウスバサイシン(花の横顔)
ウスバサイシン(花の正面)カンアオイ(花の正面)

カンアオイ属、ウスバサイシン属などと書かれているが、いずれにしてもカンアオイに良く
似ていて、ナメクジやカタツムリが花粉を媒介する事から“カタツムリ媒”という用語もある
と言い、面白そうなので実生に挑戦した。
H23年4月開花。
昨年5月に買ったものだが、今年も元気に育っている。
ところが未だ花が成熟していないのに、ナメクジが這って粘液をくっつけている。
よほどナメクジの好物らしい。
昨年(H22年)6月にも、ナメクジが群がって、ウスバサイシンの花を跡形も無く食べてしまった!
その後に転がっていた種を、今度は蟻がやって来てこの種を巣に持ち帰り表面に付着している成分だけを食べ、やがてその場所で種から芽が出て来るという寸法らしい。 自然は複雑だ!

蟻に代わってH22年6月に播種。
H23年4月発芽。
短い茎からV字型に葉柄が立ち、2枚の葉の両端まで約3cmもある。



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