里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

クガイソウの実生、初花(発芽1年3か月後) 

2012年07月12日 | 山野草の繁殖

H22.10.15、実を購入。

真ん中に割れ目があり、ちょっと麦の種に似た感じがする。
H22.10.15、播種。

実の中には、まるでケシ粒のような小さな種がたくさん詰まっている。
こんな小さな種から草丈が1mを超えるほどに育つとは驚異的だ!
H23.4.14、発芽。

双葉が出たと思ったら、早くも本葉が出て来たものもある。
H23.6.4、発芽約2か月後。

本葉は6枚目が出ている途中で、大きな葉の両端までの長さは2.5cm。
草丈も2.5cmの毛むくじゃらだ。
H24.4.9、発芽1年後。

昨年中に草丈は約4cmまで伸びたが、年末までに株元から全部枯れてしまった。

今年、株元から改めて発芽し、葉数12枚・草丈3.5cmに伸びている。
H24.7.12、初花(発芽1年3か月後)。

植替えをしなかったので密植状態となり、草丈は約40cmしかないが、どうにか初花が咲いた。
葉は、2枚のものや3~4枚が輪生しているものがある。

花を良く見ると、茎の先端近くで分枝して花穂をつけ、下から順番に咲いている。
花弁は4~5枚に浅裂した筒状の淡紫色で、山で見かけるものより一寸色が薄い。

クガイソウ、九蓋草、九階草(ゴマノハグサ科、クガイソウ属)
本州以西の山地や高原で日当たりの良い草地に自生する多年草。 草丈は80-130cm。
直立した茎に、長楕円状披針形の葉が4~8枚輪生する。 葉はほぼ無柄で鋸歯がある。
花期は7~8月で、茎の先に長い穂状の花序に淡紫色の多くの花をつける。
〔名前の由来〕
 輪生する葉が幾つもの層になっている事から、九蓋草、九階草などと名づけられた。



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