里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

トチノキの実生

2012年06月01日 | 花 木
H23年9月、播種。

熊野の大トチ”を見学した際、落ちていた実を2個拾って帰って播種した。

左側が実で、右は殻をとった種。
種は、栗のてっぺんのとんがりが無くなったような形をしていて、良く似ている。
H24.5.29、発芽。

背丈は25cmになり、茎の先端近くに、対生した4枚の複葉をつけているが、未だ開ききっていない。
葉柄は6~9cmもあり非常に長い。
H24.6.1、展葉。

掌状に開いた一枚の葉は、
全体の大きさが16×19cmもあり、樹高の割にずいぶん大きい。
山で見かける大きな葉は、ホオノキとこのトチノキだそうだが、納得した!

トチノキ、栃の木(トチノキ科、トチノキ属)
北海道~九州で、谷間の湿気のある土壌で育つ落葉高木。  樹高は25m。
葉は、枝先に集まって着き、長い葉柄の先に倒卵形の小葉5~7枚を掌状につける。
花期は5~6月で、葉の間から穂状の花序を立ち上げ、白~薄い紅色の花を沢山つける。
種子は灰汁抜きを行い食用とする。 乾燥させると長期の保存が可能となる為に、昔は救荒食としても貴重であった。


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