里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

キツネノカミソリの実生、半年後

2012年04月26日 | 山野草の繁殖
H23.10.8、採種

我が家で8月末に咲いたキツネノカミソリに実が稔ったので、実生に挑戦してみた。
同属のヒガンバナは種をつけないので専ら分球で繁殖させるしかないが、このキツネノカミソリは実生で繁殖させる事が出来るらしい。
H23.10.8、播種

種は一つの実の中に6粒入っていて大きさは約7mm。
形は、片側が丸くて反対側は扁平だ。

 (用 土)赤玉土:鹿沼土=50:50
 (播種数)20粒
H24.4.25、地中で発根。

ちょっと掘り出してみたところ、地中で発根していた。
今年は地中で育ち、発芽するのは来年らしい?
H24.4.25、親株の状況。
親株は、精一杯葉を伸ばしている。
雑木林が芽吹くまでの短い期間だけ葉を開いて栄養を蓄え、夏から秋にかけての開花・結実に備えるのだそうだ。
いっそ、その時期まで葉を開いていても良さそうに感じるのだが、雑木林が陽を遮るようになると葉が活動出来なくなり、かえって栄養を浪費するので葉を枯らしてしまうらしい。

キツネノカミソリ(ヒガンバナ科、ヒガンバナ属)
本州~九州で、日が当たり、やや湿り気のある山野や林縁に自生する多年草。
葉は淡緑色の帯状で早春に出て夏には枯れ、その後8~9月に3~4個の黄赤色6弁花
をつける。
鱗茎には毒があるが、民間療法ではすり潰して乳房炎や乳腺炎の冷湿布に用いる。
関東以西には、“オオキツネノカミソリ”と言い、花が大型で雄しべと雌しべが花弁から長く
突き出ている種類もある。
〔名前の由来〕
葉をカミソリに見立てて、狐が使うカミソリと言う意味で“キツネノカミソリ”と名付けられた。



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