里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

ミズタマソウの実生、開花

2011年07月15日 | 山野草の繁殖
昨年の3月に播種したミズタマソウの花がようやく咲いた。
径が約3mmの小さな花だが、花弁は2枚しかない面白い形をしている。



〔栽培記録〕
H22.3.26、播種。

面倒なので実のまま播種した。
H23.4.14、発芽。

双葉が出たばかりのものがある一方で、

既に、本葉が出たものもある。

昨年中に1芽だけ発芽したものは一段と大きい。
H23.7.15、開花。

草丈は約40cmに伸びて葉腋から分枝し、その先に総状に小さな花をつけている。


花は、花弁が2枚しかない面白い形をしているが、先が2裂しているので一見すると花弁は4枚に見える。

ミズタマソウ、水玉草(アカバナ科、ミズタマソウ属)
全国の山地の林縁などに自生する多年草。 草丈は約20~60cm。
茎には下向きの毛が生える。
葉は対生し、長い葉柄があり、長さは5~10cmの長卵形で低鋸歯がある。
花期は8~9月で、茎の先端と上部の葉腋に総状花序をつくり、径が約3mmの白色の
小さな花を開く。 花弁は2枚で先が2裂する。
〔名前の由来〕
実が球形で白毛が密生している事から、これを水玉に見立てて“水玉草”と名づけた。