里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

カシノキランの花

2011年07月06日 | 庭の山野草
庭のチャボヒバに貼り付けておいたカシノキランの花が咲いた。


花の径は約1cmで小さく色も黄緑色で地味だが、白い唇弁の先は前に垂れていて
唇弁の奥はお椀のように凹んでいる。 面白い形をしているランだ!


カシノキラン、樫の木蘭(ラン科、カシノキラン属)
房総半島以西で、常緑広葉樹の太い幹に着生するラン科の常緑の多年草。
茎の長さは10cm位で、下に垂れ気味になる。
葉の形は樫の木の葉に似ていて硬く、密に互生し片側に2~6枚が並ぶ。
花期は6~8月で、上部の葉腋から花柄を伸ばし枝分かれして3~10個の花をつける。
花は、黄緑色の5枚の花弁と、丸い黄班が入った唇弁からなり、唇弁の奥はお椀形。
〔名前の由来〕
シラカシに着生する事が多く、葉の形も少し似ているので“樫の木蘭”と名づけられた。