一僧侶の日常の思いを語る
沙門の法話
無力
こんな人生嫌だと言ってもこうなってしまったのだから仕方がない。
変えられることと変えられないもの。
宿命は変えられないが運命は変えられる。
あの時、どうしてあのようにしなかったのだろうと悔やんでもどうにもならない。もし時間を巻き戻せたら。
映画とかだとうまくハッピーエンドにストーリーは向かうのに、本物の人生はそうはいかない。
いったい、どれだけの人が私と同じ思いでいるのでしょう。今が幸せで仕方ないと言える人はどれだけいるのでしょう。
僧侶とは法を説き、この世の生き方を諭す存在。
私はそこまでいかず、ただこの世の無常を悲しみ寄り添うことしかできない。
悔しい。もっと自分に力があったのなら。
私は霊能も奇跡も何も起こせない。もし自分にその能力があったら。
無力に嘆き、それでも前を向くことを辞めないでいる。
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