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安きに流れず、進もう

人は心が弱ってくると安きに流れようとします。

それは何でもいいのです。一時の快楽を得ればすべていやなことから離れられると思うのです。まるで麻薬と同じです。切れれば再びそれを求めなくてはなりません。

こんなことをしていてもダメだと内心わかっていてももうそこから這い上がる気力や体力が残っていません。だからこそその一時の悦びを永遠のもののように心に言い聞かせて正当化しようとするのです。

最近、芸能人の男性の不倫報道が世間をにぎわせています。それにしても偉そうにしていても結局はそうして逃げてしまうのかとなんだかがっかりです。名声や地位、実力があっても快楽には勝てないのかもしれません。

私はそんな人間には絶対になりません。なんだか偉そうに宣言しているように思われるかもしれませんが、自分の弱さをよく知っているからこそ最大の用心で立ち向かう覚悟です。

人間だれしも弱さがあるのです。逃げたくもなるのです。調子がいい時ばかりではありません。しかし未来につながる悦びを求めるのなら、苦しみから逃げてはけっしていけないのです。
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