徒然なるままに~のんびり、ゆったり、こまやかに

猪突猛進型の60代。そして卵巣がんですっ転んで8年。目指すはのんびり、ゆったり、細やかな生活!無理かなー(#^.^#)

赤ちゃん訪問ーうわー、小っちゃい!-

2017-04-07 12:28:15 | 子どもの情景
春休み最終日。
ウルトラの祖父母は
階下のウルトラマン1号、2号を連れて
ウルトラマンたちのいとこの家に出かけた。

3週間ほど前に彼らのいとこが生まれた。
女の子。

このいとこの父は仕事でアフリカの地に赴任している。
5年生と2歳の子どもたちと妻を帯同しての赴任だ。

今は、たまたま3番目の子どもの出産で、
家族が帰国している。
5月半ばまでこちらに滞在する予定。

離れていることもあって
なかなか会えないいとこ同士。
こうなったら連れて行くしかない。
そう決心して、二人を連れて出かけた。

「今度はおんなの赤ちゃんよ」と言っても
なんだかピンとこないみたい。
赤ちゃんと言えば、2歳のいとこ。
「S君は、赤ちゃんじゃないの?」(2号)
「そうね、下にWちゃんが生まれたから、
お兄ちゃんになったのよ」(私)
「えー、お兄ちゃん!?」(2号)
自分は5歳なのにお兄ちゃんじゃない。
なのに、2歳でお兄ちゃんとは・・・。
そんな感じなのだろうか。

家から1時間。
いとこの家に到着。

出迎えてくれたのは、
5年生のお姉ちゃんと、
彼女の手に抱かれたWちゃん。
そしてお母さん。

あれっ、S君は?
そうか、彼は今、
兄になった苦しみの只中にいる。

あれっ、もう一人、
なんだかいやに静かになった人がいる。

2号だ。
2号はあんなに来るのを楽しみにしていたのに、
いざ、本番の今、なんとなく尻込みしている。

いとこ同士の久しぶりの再会。
照れや恥ずかしがあるのかもしれない。

さて、どんな具合になるだろう・・。
1号は、ずいぶんとハキハキとしている。
来る前は1号の方が消極的だったのに、
実際にお邪魔すると、
1号と2号の様子が入れ替わった感じ。

おやつが出された。
おいしそうな桜ゼリーに焼き菓子、
揚げせんべいなどなど・・。
いつものおやつより、何やらおいしそう。
「食べてもいいですか?」(1号)
「もちろん、どうぞ、どうぞ」(いとこのお母さん)

そして、ゼリーからいただき、
本当においしそうにいただいた。

一方2号は、「ぼくはいらない」と手を付けない。
これもいつもの2号ではない。

そんな周りをS君はうろうろしている。
ときどき「できるー」といって、
ぐるっと回転できるところをアピール。
アピールしないとみんなの注意は
妹にいってしまう・・、
と、そんな風に思っているみたいだった。

妹が遊び仲間になるまでには
まだちょっぴりかかるかなって。

あれっ、2号がテーブルに戻ってきた。

どうやらお腹がすいたらしい。
食べないといっていた手前、始めはもじもじしている。
でも手が出た。揚げせんべい。
「あ、おいしい!!」そんな声なき声が聞こえた。
続いてどんどん手が伸びる。

やっと慣れてきたのだろう。

「ねえ、赤ちゃん触ってみる」(私)
遊びがひと段落したとき、1号と2号を誘った。
二人はWちゃんの小さな小さな手を自分の手のひらにのせる。

しばらく無言。
そして「小っちゃいねえ・・」
というつぶやきが二人から漏れた。

Wちゃんのおでこや顔、あちこちを触ってみる二人。
ふーっとため息をついて、またまた「小っちゃいねえ」。

「あ、Wちゃん、何歳?」(1号)
「生まれたばかりのゼロ歳よ」(私)
「TJは8歳だから、8歳違うんだね」(1号)
「そうねえ」(私)
「おばあちゃんは何歳?」(1号)
「え、66歳よ」(私)
「TJはいくつの時に生まれたの?」(1号)
「59歳よ」(私)
「ふーん、おばあちゃんは、いっぱい生きたんだね。
だから年とってるの?」(TJ)
「そうだわねえ」(私)

66歳はいっぱい生きたとは言い難いけど、なーんて
心の中でつぶやきながら、でも8歳にとっては
とてつもなくいっぱい生きたということになるんだなって
改めて思った。

年が違う人々が近くに集まると、
いろんなことを考える。
そんなことを思った赤ちゃん訪問の一コマでした。







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