土曜日の朝。
「おはよう!ポン・ミャー!!」(ウルトラマン2号)
ポン・ミャーとは我が家の猫のムサシ(12歳)のあだ名。
5歳になった2号がそう言うようになった。
その心は・・・、
「ぽん!」と叩くと「みゃー」と鳴くからだ。
朝ごはんを食べて、のんびり寝そべっていたムサシ、
最近は2号の出現にもビビることなく、
そのままの姿勢で迎える。
猫とウルトラマンたちが
お互いに自分たちの距離をみつけるのに
およそ3か月がかかった。
でも今は、ウルトラマンたちが下から上がってきても
「ああ、来たのか・・・」という余裕がムサシにも出てきた。
その例にもれず、今日ものんびりこんと寝そべったまま。
「ねえ、ブラシしてあげよう」(2号)
「ブラシ取ってらっしゃい」(私)
「はーい」(2号)
ムサシの横に2号と私、二人座ってブラッシングを始めた。
ムサシは「グルグルグル」とのどを鳴らし始める。
「ねえ、おばあちゃん、ムサシ何歳?」(2号)
「12歳よ」(私)
「え、すげえ!」(2号)
(なーんて言葉をジジババの前では使う)
フフフ、親にはその言葉何!!って、叱られちゃうから。
「前に、ジジ(先代の猫。ムサシが我が家に来る1年前に7歳で他界)がいたんでしょ?」(2号)
「そうよ」(私)
「ジジは今、天国?」(2号」
「そうね」(私)
「じゃあ、チンしてお参りしてくる-」(2号)と言って、
仏壇のある部屋に飛んで行った。
チーーーーン。
そして戻ってきた。
手にはジジの写真を持っている。
「ジジは天国にいるんでしょ。
天国で生きているんだよね」(2号)
「そうよ」(私)
「ムサシも行くんだよね。そしたら一緒に遊べるね。
おばあちゃんもね」(2号)
「そうね・・」(私)
「ボクも行くんだよ。そしたらみんなで遊べるね」(2号)
「そうだわねえ」(私)
そうか、2号は、ジジの写真を見て、
ムサシと一緒に遊べたらいいなって思ったんだ。
そこに私もそして自分も入ったら遊べる。
最近、2号は寝る前に
自分が生まれた時の話を毎回聞きたがるという。
母親は「ウルトラマンのスぺシウム光線が
お母さんのおなかに入って、2号が生まれたのよ」と
話しているという。
それを聞いて、安心して眠るらしい。
今5歳。
自分がどこからきて、どこへ行くのか・・。
そんなことをふっと考える時を持ち始めた。
そして天国に行ったら、
ジジもムサシも一緒に遊べること、
祖母も自分もそこに行ったら遊べること、
それを信じている。
今、家の中で、仏壇に律儀にお参りするのがこの2号だ。
こくんと首(こうべ)を垂れたその姿のなかに、
そんな今の2号の死生観の芽生えを感じる。
やっぱり子どもって、
懸命に考えながら生きてる人間だなって思う。
2号が下へ降りて行ったあと・・・
ムサシは
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/7c/0f/b207bbd43b7eef236d37fc9de18332c4_s.jpg)
「ふー、お相手は終了だあ、、なんか眠いなあ・・」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/09/31/b035d9a86e1ba9f866d0b3c8fc9c5036_s.jpg)
「おやすみなさーいっと・・」
「おはよう!ポン・ミャー!!」(ウルトラマン2号)
ポン・ミャーとは我が家の猫のムサシ(12歳)のあだ名。
5歳になった2号がそう言うようになった。
その心は・・・、
「ぽん!」と叩くと「みゃー」と鳴くからだ。
朝ごはんを食べて、のんびり寝そべっていたムサシ、
最近は2号の出現にもビビることなく、
そのままの姿勢で迎える。
猫とウルトラマンたちが
お互いに自分たちの距離をみつけるのに
およそ3か月がかかった。
でも今は、ウルトラマンたちが下から上がってきても
「ああ、来たのか・・・」という余裕がムサシにも出てきた。
その例にもれず、今日ものんびりこんと寝そべったまま。
「ねえ、ブラシしてあげよう」(2号)
「ブラシ取ってらっしゃい」(私)
「はーい」(2号)
ムサシの横に2号と私、二人座ってブラッシングを始めた。
ムサシは「グルグルグル」とのどを鳴らし始める。
「ねえ、おばあちゃん、ムサシ何歳?」(2号)
「12歳よ」(私)
「え、すげえ!」(2号)
(なーんて言葉をジジババの前では使う)
フフフ、親にはその言葉何!!って、叱られちゃうから。
「前に、ジジ(先代の猫。ムサシが我が家に来る1年前に7歳で他界)がいたんでしょ?」(2号)
「そうよ」(私)
「ジジは今、天国?」(2号」
「そうね」(私)
「じゃあ、チンしてお参りしてくる-」(2号)と言って、
仏壇のある部屋に飛んで行った。
チーーーーン。
そして戻ってきた。
手にはジジの写真を持っている。
「ジジは天国にいるんでしょ。
天国で生きているんだよね」(2号)
「そうよ」(私)
「ムサシも行くんだよね。そしたら一緒に遊べるね。
おばあちゃんもね」(2号)
「そうね・・」(私)
「ボクも行くんだよ。そしたらみんなで遊べるね」(2号)
「そうだわねえ」(私)
そうか、2号は、ジジの写真を見て、
ムサシと一緒に遊べたらいいなって思ったんだ。
そこに私もそして自分も入ったら遊べる。
最近、2号は寝る前に
自分が生まれた時の話を毎回聞きたがるという。
母親は「ウルトラマンのスぺシウム光線が
お母さんのおなかに入って、2号が生まれたのよ」と
話しているという。
それを聞いて、安心して眠るらしい。
今5歳。
自分がどこからきて、どこへ行くのか・・。
そんなことをふっと考える時を持ち始めた。
そして天国に行ったら、
ジジもムサシも一緒に遊べること、
祖母も自分もそこに行ったら遊べること、
それを信じている。
今、家の中で、仏壇に律儀にお参りするのがこの2号だ。
こくんと首(こうべ)を垂れたその姿のなかに、
そんな今の2号の死生観の芽生えを感じる。
やっぱり子どもって、
懸命に考えながら生きてる人間だなって思う。
2号が下へ降りて行ったあと・・・
ムサシは
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/7c/0f/b207bbd43b7eef236d37fc9de18332c4_s.jpg)
「ふー、お相手は終了だあ、、なんか眠いなあ・・」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/09/31/b035d9a86e1ba9f866d0b3c8fc9c5036_s.jpg)
「おやすみなさーいっと・・」