本日学校10時間滞在日ー10時間は600分！！なの？？－

この日は育ジイ休業日。
久々のゴルフ。
そしてその後の忘年会。
夫は嬉々として出かけた・・、のだが、
真面目な彼は
「今日は申し訳ないなあ、
子どもたちのお迎え行かれないなあ・・、
ほんと、申し訳ない（ペコリ）」と
言いながら家を出た。

保育園のお迎えはこのところは
8，9割は育ジイにおんぶ。
そんな彼の奮闘もあり、
保育園は4時前に降園でき、
小学1年のウルトラマン1号も
放課後クラブから4時半には帰宅する。

ただ、月に何回かはどうしても
大人の調整が取れない時がある。
育ジイも、無理はしないのが原則。
だからゴルフや友人との集まりには
遠慮せずに出かける夫。
私も今のところは仕事優先だったりする。

この日、どうしても調整が取れなかった。
私は午後に通院予定があり、帰宅が遅くなる。
夫はゴルフだし、両親は会議があり、
会社を抜けにくい日。

そこで、今日はウルトラの母がお迎え当番。
保育園には6時前、小学校の放課後クラブには
6時過ぎ到着予定で、帰宅は6時半前という算段。

ウルトラの母は
「今日はタコス。準備はしたから、
帰ったら混ぜるだけ。少し気が楽。
それに腹減りのための「怒り」軽減薬の
「あめ」もバックに忍ばせたわ」という。
これで準備万端。

予定通り、朝7時半に2階に上がってきた
ウルトラマン1号は来るなり、
「今日は、学校に10時間滞在なんだ。
ねえ、10時間て、何分？」（ウルトラマン1号）
「10時間はねえ、600分よ」（私）

「えーっ、600分？？？
すごいねえ。600分かあ」（ウルトラマン1号）
「でもさ、今日は放課後クラブで5時になると
おやつが出るんでしょ」（私）
「そうだよ。ああ、600分かあ」（ウルトラマン1号）

それが、嫌っていう感じでもないのだが、
600という数字が大きいのでびっくりしている感じ。

それをきいた私は別の意味でびっくりした。
そうか10時間かあ、
これって大人でも残業2時間だよなって。

赤ちゃんの保育園12時間滞在や、
小学生の学校に10時間以上滞在。
長時間保育も、親たちが働くためには
推進！なんていう声もあるけれど、
ふと、立ち止まって考えてみると、
働くおとなは、就業規則等で、
ある意味守られているけれど、
預けられている子どもたちには
そんな規則はないなって、
いまさらながら思った。

子どもは声を挙げられないからなあ。
挙げたところで、大人にはかなわないし。

別に家に早く帰ってくることだけが
いいってわけでもないことは分かっている。

でも、ウルトラマン1号の「600分かあ」で
ちょっぴり子どもの気持ちを思っちゃったのでした。

一番弱いところにしわ寄せがいかないように
足元でできることを探してやるっきゃないかな。

と、つらつら思った一日でした。