疾風怒濤の80年代

日本中が熱い風に包まれていた1980年代
そのころの音楽・映画・テレビなどを語る30代のための
広場です!

「バベル」見ました

2007年05月07日 03時24分31秒 | 映画・ドラマ
「バベル」見ました。

良い映画ですよ。
でも、分かりにくいです。
「バベル」というぐらいで、カインとアベルを思わせる
話とか、マグダラのマリアみたいな人が出てきたり
と、聖書にインスパイアーされた寓話が、現代の悲劇と
重なり合うという話なんです。

でも、僕の中にある聖書の知識は「ベンハー」などから
得てますから、浅いんですよね・・。だから
クリエイターが意図するほど、深くは理解できなかったです。

でも、監督は非常に絵で物語を語ることや、聞かせたい音だけ聞かせる術に非常に長けた監督で、技術的には非常に参考になりました。

日本パートは多分賛否両論あるでしょうけど、このパートが
一番寓話っぽい話ですから、この描き方でいいと思います。
ただ、・・・・(以下ネタバレ注意)


ただ、菊池凛子から刑事に渡された紙は、ある程度中身を
見たかったですね。
少なくとも、彼女が細かく書きつらねた、病的な心の中を
示す手紙をビジュアルに見せるだけでも、「愛の不在」を
見せられたのにと思います。
あと、役所浩司が良い人過ぎて、彼と凛子の中にディスコミュニケーションがあるように見えないのが欠点だと思います。

もっと、子供の関心を金で買うみたいなことのほうが、
「私のことを分かってない!」というなるのになぁと
思いました。
コメント
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