ぞな通信

四国・松山生まれ、在米25年、Zonaの日常生活。

行政書士と弁護士と医者

2005-09-10 14:07:04 | Weblog
日本にいる実父が定期的に送ってくれる本は楽しみの一つ。父が適当に見繕っておくってくれているようだ。その中に行政書士の花道澤田尚美著という本があった。行政書士がどんな仕事かというのをストーリー仕立てにしている読みやすい本だ。
本を読むとき、著者のプロフィールは必ず目を通すんだが、ありゃ、同じ大学出身じゃん。学部は違うけど。えーぞえーぞ。元気な明大卒業生、頑張れよ~。

それはともかく、日本とアメリカは同じ資格とはいえ業務内容が随分違うことに気づかされる。
手始めに本にもあった行政書士。
こういう仕事はアメリカでは弁護士がやる仕事になる。
つまり行政書士という資格は無い。ついでに弁理士もない。
会社設立手続きをするのも、特許をとるのもそれ専門の弁護士がやる。だからアメリカの弁護士はピンからキリまでたーくさんいる。
交通事故専門、移民専門、特許専門etc.etc....

そもそも資格自体が受験者を合格させて実社会でフィルターにかけるものなので、日本程困難ではない。日本の場合は落とす試験でしょ。アメリカの場合はどの資格試験でもここまでは最低知っておかなければならない、というレベルをテストするシステムがほとんどで、日本はどこまで知っているのかという極限を試すテスト。

anyway,似たようなもので立場が逆になるのが医師。
日本は医師(MD)と博士号取得者のドクター。
もちろんアメリカもそうだが、医療関係のドクターと呼ばれる学位が結構ある。

Doctor of Medicine (MD)
Doctor of Osteopathic Medicine (DO)
Doctor of Dental Surgery (DDS)
Doctor of Podiatric Medicine (DPM)
Doctor of Chiropractic (DC)
Doctor of Optometry (OD)

思いついたのでこれくらいか。

日本はこれらをすべて医師がまかなうけれど、アメリカはこれだけ分類される。
アメリカの弁護士業と全く逆パターン。

どっちが良い悪いじゃなくて、国によってこういう違いがあるんだよ、ということを書きたかっただけ。

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