アスリートがメディアに出るのは、スポンサーを得ることだったり、有名人になりたいとか、収入の糧のため、あるいは収入に対する義務だったりする。
でも、まったくメディアにも出ず、本気の本気でスポーツを楽しみたいという男がいる。
その名はDale Begg-Smith.
バンクーバー出身のカナダ人だが、オーストラリアに移住してそこの国籍を持つ二重国籍人だ。
今年のオリンピックもオーストラリア代表として出場している。
トリノオリンピックではモーグルで金。今回のバンクーバーオリンピックでは銀。でも記者会見に出ようとはしないし、メディアの露出を極力避ける男だ。
日本代表だったら「けしからん!」と言われるんじゃないのかな。
彼は10代のとき、カナダのナショナルチームで活躍していたが、同時期、兄弟でコンピューターソフトウエアのビジネスを立ち上げ、すでに成功していた(10代でありえるか?!)。
そして、「仕事に費やす時間が多すぎてトレーニングに費やせない」とカナダスキー連盟から苦言を受けていた。カナダ代表としてスキーをすると、仕事に時間を費やせないどころか、仕事ばかりしていると「好ましくない」レッテルを貼られ中傷ばかりされるので、16歳のとき兄弟揃って規制の緩いオーストラリアに移住してしまった。
彼は仕事で潤沢な資金を得ているので、スキーは究極の道楽として楽しんでいるように見える。それもオリンピックレベルで。メディアに出る必要がないのは、自分の名を売る必要もないためかもしれないし、有名になりすぎて不用意に税金のことをつっこまれるのを避けるためかどうかは全く持って不明である。彼の会社のソフトがコンピューターユーザーに不利益をももたらすということもあるようだが真相はわからぬ。
ゴルファーにはそういう人がいるのは知っているが、スキーでもいるんだな。ゴルフの全米女子オープンは、予選を勝ち進めば素人でも出場できるので、プロではないがゴルフの上手い裕福な年配の女性がその昔常連のように出場していた。造詣の深い人に聞いたら、
「彼女はプロになる必要がないんだよ。お金持ちだから他の選手のように稼ぐためにゴルフをする必要がないんだ。」
と、教えてもらった。
そういう人がこの世の中にいるんだなあと思ったのを覚えている。
ともかく、彼は資金をたっぷり持っているけれど、オリンピックや遠征などで、アメリカのNBAの選手のように特別なホテルに泊まるという訳でなく、チームが宿泊する宿舎に一緒に泊まるし、ともかく目立たないように行動をしている。隠れるという意味ではなく、自分を際立たせないというか、目立つ行動を好まないというか。日本のスノボーの兄ちゃんとはレベルが違う。インターナショナルな記者会見にも出ないけれど、日本ほど協会のしめつけがないから、「でなさい!」ということもないだろうし、それでキーキー言うメディアもない(オーストラリア国内の反響はわからないけど)。
英語言語圏内だと国さえ許せばこういうことが可能だ。
日本語は話されるのが日本しかないので、このような発想は生まれない。
大陸を渡り歩く生き方の善悪はないけれど、自分が生きたいように生きるという「自分軸」がある人にとっては最高の選択ではないだろうか。
でも、まったくメディアにも出ず、本気の本気でスポーツを楽しみたいという男がいる。
その名はDale Begg-Smith.
バンクーバー出身のカナダ人だが、オーストラリアに移住してそこの国籍を持つ二重国籍人だ。
今年のオリンピックもオーストラリア代表として出場している。
トリノオリンピックではモーグルで金。今回のバンクーバーオリンピックでは銀。でも記者会見に出ようとはしないし、メディアの露出を極力避ける男だ。
日本代表だったら「けしからん!」と言われるんじゃないのかな。
彼は10代のとき、カナダのナショナルチームで活躍していたが、同時期、兄弟でコンピューターソフトウエアのビジネスを立ち上げ、すでに成功していた(10代でありえるか?!)。
そして、「仕事に費やす時間が多すぎてトレーニングに費やせない」とカナダスキー連盟から苦言を受けていた。カナダ代表としてスキーをすると、仕事に時間を費やせないどころか、仕事ばかりしていると「好ましくない」レッテルを貼られ中傷ばかりされるので、16歳のとき兄弟揃って規制の緩いオーストラリアに移住してしまった。
彼は仕事で潤沢な資金を得ているので、スキーは究極の道楽として楽しんでいるように見える。それもオリンピックレベルで。メディアに出る必要がないのは、自分の名を売る必要もないためかもしれないし、有名になりすぎて不用意に税金のことをつっこまれるのを避けるためかどうかは全く持って不明である。彼の会社のソフトがコンピューターユーザーに不利益をももたらすということもあるようだが真相はわからぬ。
ゴルファーにはそういう人がいるのは知っているが、スキーでもいるんだな。ゴルフの全米女子オープンは、予選を勝ち進めば素人でも出場できるので、プロではないがゴルフの上手い裕福な年配の女性がその昔常連のように出場していた。造詣の深い人に聞いたら、
「彼女はプロになる必要がないんだよ。お金持ちだから他の選手のように稼ぐためにゴルフをする必要がないんだ。」
と、教えてもらった。
そういう人がこの世の中にいるんだなあと思ったのを覚えている。
ともかく、彼は資金をたっぷり持っているけれど、オリンピックや遠征などで、アメリカのNBAの選手のように特別なホテルに泊まるという訳でなく、チームが宿泊する宿舎に一緒に泊まるし、ともかく目立たないように行動をしている。隠れるという意味ではなく、自分を際立たせないというか、目立つ行動を好まないというか。日本のスノボーの兄ちゃんとはレベルが違う。インターナショナルな記者会見にも出ないけれど、日本ほど協会のしめつけがないから、「でなさい!」ということもないだろうし、それでキーキー言うメディアもない(オーストラリア国内の反響はわからないけど)。
英語言語圏内だと国さえ許せばこういうことが可能だ。
日本語は話されるのが日本しかないので、このような発想は生まれない。
大陸を渡り歩く生き方の善悪はないけれど、自分が生きたいように生きるという「自分軸」がある人にとっては最高の選択ではないだろうか。
う~ん、ニュースにはなってないけど、オリンピック見てみましょうかね。おととい見た時には、アメリカ人とカナダ人とドイツ…っていった感じの人ばかりでした。そして、オーストラリアの女の子が予選落ちしました。
全然報道されてないとな?
よほどメディアに出ない人なんですね~。
もうモーグル終わったから、今テレビ見ても出ないですよ。その後の報道に注目しておいてください。といっても多分出ないか・・・