今日は、前々から気になっていながら、最近、初めて使った精油『マヌカ』のお話しです。
マヌカとはニュージーランドにだけ自生している、ティトゥリーの兄弟分のような植物です。
アロマテラピーの本を見ても、あまり記述がないので、比較的新参者ではないかと思います。
香りは、独特というか個性的というか、どう例えたらいいかわかりませんが、何人かの方に嗅いでもらったところ、わりと評判はいいです。
なんでこの『マヌカ』が気になっていたかというと、すごーく用途が広いのに、禁忌事項がほとんどなくて(妊婦はだめとか、乳幼児には刺激が強いとかそういうのが全くない。)
「なんかこれはイケてるんじゃないのぉぉぉぉ」と思ったからです。
性格的には、ティトゥリーともよく似ています。が、ティトゥリーより働き者で、香りも穏やかかも知れないです。
よくハチミツの広告で「マヌカハニー」というのをご覧になったことないですか。
そのマヌカなんです。
マヌカハニーは、マヌカの花の蜜を吸ったハチミツなんでしょうね。(当たり前)
胃腸にいいとか、ピロリ菌をやっつけるとかで、こちらもかなり気になります。
精油のほうは、マヌカの葉っぱからとれるのだと思います。(多分・・・)
何にいいのかというと。。。。受け売り情報ですが、ずらーっと書きますね。
・気管支系(喉の痛み、呼吸の浄化)
・花粉症予防
・鎮痛作用(リウマチなどの痛みにもよい)
・血液浄化
・乳房の欝滞
・抗ウイルス、解熱作用
・下痢や泌尿器系の病気
・やけど、傷、虫刺され、帯状疱疹、水虫、真菌
・昆虫忌避作用、ネコののみとり
・脂性肌のトリートメント、アストリンゼント
・アトピーによるかゆみ
・鎮静、リラックス、安眠効果
・空気清浄効果
というわけで、ニュージーランドのマリオ族の間では、「超・強力殺菌オイル」として
生活に欠かせないものであったらしいです。
オーストラリアのアボリジニがティトゥリーを愛用していたのと似ています。
ひとつひとつの精油の背景に、壮大な歴史を垣間見て、おもしろいです。
これだけ万能だと、日常的なトラブルのほとんどをカバーできるような勢いじゃありませんか
ちょっと欠点というかダメージとしては、原液をつけると、皮膚が乾くってことです。
最近、試しに痒いところに塗っていますが、確かに指や患部が乾く感じがします。でもそんなに気になるものでもないです。しかも痒みはとまります
逆に傷口やぐちゅぐちゅの湿疹を乾かしたい時にはベダーやと思います。
水イボなんかどうやろうね~。
実験台になりたい方がいらっしゃいましたら、ご一報下さいませ。
それで先日からの虫除けスプレーやジェルには、惜しみなくマヌカをブレンドしております。ですから、虫除けは虫除けのみに留まらず、上記のような症状がある場合は、応用できそうですよ~。
(そこが化学薬品と自然物との違いだと思います。市販の虫除けスプレーは虫除けでしかありえませんからね。)
昨夜、お子様の目や耳が虫に刺されて腫れ上がっているという方からご相談がありました。マヌカはどうだろうと真っ先に思いついたのですが、果たして目や耳などの柔らかいところに塗って大丈夫なのかなぁと思って、早速、自分のまぶたなどに塗ってみましたが、全く刺激は感じなかったです。(幼児と40歳では、皮の厚みも違いすぎるからOKとは言い切れないけど・・・)
念のため、原液ではなく、ジェルでお勧めしました。
こうして日々、実験と失敗を繰り返しながら、AROMA香房のスタンダードを少しずつバージョンアップしていきたいと思います。
トリートメントにも、マヌカをどう活用できるか、考案中です。
でもどちらかといえば、菌や熱を持ってる緊急事態に出番の多そうな精油です。
ティトゥリーのツンとした匂いが苦手な方には、お勧めですよぉ。
(まだ販売用には準備しておりませんが、入手ご希望の方はご予約下さい。ラベンダーの次に「使える精油」に急上昇かも知れません。)
BYふなかわ